小倉10Rのステークス(2歳GIII・芝1200m)は、3番人気
アストンマーチャン(鮫島良太騎手)が、逃げるストラテジーをピッタリとマークし、直線で抜け出し優勝。勝ちタイムは1分08秒4。2馬身半差の2着に5番人気ニシノマオが、1馬身1/4差の3着に4番人気スーサンライダーがそれぞれ入線。
アストンマーチャンは栗東・石坂正厩舎の2歳牝馬で、父
アドマイヤコジーン、母ラスリングカプス(母の父Woodman)。通算成績は3戦2勝となった。
【レース後のコメント】
1着
アストンマーチャン 鮫島良太騎手
「好スタートを切ることができたし、手応えが抜群だったので、ハナに行こうかとも思ったが、他に行く馬がいたので無理はしませんでした。3~4コーナーでの手応えも他馬とは違いすぎるぐらいでした。抜け出してから物見してフワっとするところもありましたが、強い勝ち方でしたね。とにかくスピードがあるので、現状は1200mの距離がベストだと思います」
2着 ニシノマオ 野元昭嘉騎手
「馬込みの中で、細かい砂粒が飛んできたりしてもよく辛抱してくれた。4コーナーでは何とかなるかとも思ったが、勝った馬がだいぶ抜けていたからね。距離はマイルぐらいなら大丈夫そうだ」
3着 スーサンライダー 和田竜二騎手
「状態は良かったし、逃げずに番手に控えてもレースができた。勝ち馬を負かしに行っての3着だから仕方ないね。しかし、あの馬(
アストンマーチャン)は走るなぁ」
5着 ストラテジー 太宰啓介騎手
「無理してハナに立った訳ではないが・・・。4コーナーでの手応えが勝ち馬とは違いすぎた。仕方ないね」
6着 ウルワシノハナ 川田将雅騎手
「右手前ではモタれるし、左手前では歩様が悪くて全然前に進んでいかない。それでもジリジリとは伸びてくれた。現状ではダートの方がいいね」
11着
シルバーストーン 福永祐一騎手
「スタートが良かったので、前に行こうと思ったが、全くついて行けなかった。状態は良かったのだが・・・。フェニックス賞を使って、目に見えない疲れがあったのかな?レースに全く参加できずに終わってしまった」
【アラカルト】
・夏の小倉は女性上位! 牝馬
アストンマーチャンが快勝
今年の
小倉2歳Sは出走馬14頭中10頭が牝馬。その中から3番人気におされた
アストンマーチャンが優勝。これで
小倉2歳Sは、牝馬の3連勝。平成10年からはメイショウボーラーが勝った平成15年を除き常に牝馬が勝利している。(通算26回中15勝)
・好時計勝ち
勝ちタイム1:08.4は、平成16年コスモヴァレンチの1:08.2に次いで、
小倉2歳Sでは2番目に早い決着となった。
・新種牡馬
アドマイヤコジーン産駒が早くも重賞制覇
今年デビュー組の中で
アドマイヤコジーン産駒が一番乗りの重賞制覇。なお、本日の新潟2歳Sでも新種牡馬タニノギムレット産駒ゴールドアグリが制覇。平成に入ってから新種牡馬の産駒による
小倉2歳S制覇は6回目。
H5 ナガラフラッシュ(父フラッシュオブスティール)
H6 エイシンサンサン(父キャロルハウス)
H7 エイシンイットオー(父ヘクタープロテクター)
H8 ゴッドスピード(父ポリッシュネイビー)
H16 コスモヴァレンチ(父マイネルラヴ)
・父を超えた!鮫島良太騎手 同期一番乗りの重賞初勝利
地元九州で鮫島良太騎手が嬉しいJRA重賞初勝利(通算812戦目)。父・鮫島克也もまだ勝利していなかったJRA重賞を見事勝利した。平成17年デビュー騎手の中で最初の重賞勝利となった。また本年ブレーク中の同騎手は、この勝利で今年42勝目となった。
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