阪神競馬場で行われた阪神牝馬S(4歳上牝、GII・芝1400m)は、
藤田伸二騎手騎乗の5番人気
ジョリーダンス(牝6、美浦・堀宣行厩舎)が、中団の内から直線で抜け出すと、後方から差を詰めた3番人気
アグネスラズベリに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒7(良)。圧倒的1番人気(単勝1.4倍)に推された
ディアデラノビアは早めに先頭に立つも、さらに1/2馬身差の3着だった。
勝った
ジョリーダンスは、父
ダンスインザダーク、母ピーターホフズパティア(その父Peterhof)という血統。03年12月にデビューし、4戦目(阪神・芝1400m)で初勝利。その後も着実に勝ち星を重ね、前走の韓国馬事会杯(1600万下・芝1200m)を制して臨んだ今回が昇級初戦だった。通算成績17戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
藤田伸二騎手は、デアリングハートで制した昨年のクイーンS(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算70勝目。管理する堀宣行調教師は、ビーナスラインで制した昨年の函館スプリントS(GIII)以来のJRA重賞2勝目となった。
同馬の馬主は俳優の小林薫さん。これまでに02年桜花賞(GI)2着のブルーリッジリバーなどを所有していたが、JRA重賞は初勝利となった。
関係者コメント
1着
ジョリーダンス 藤田伸二騎手
「前の東京のレースで勝った時のイメージがあったので、今日のメンバーならやれると思っていました。今日は自信がありました。もともと素質のある馬で、これからも頑張ってくれると思います」
2着
アグネスラズベリ 角田晃一騎手
「出たなりの位置で我慢してくれました。4コーナーで外に出す時にもたつきましたね。良馬場のほうがいいですね。追ってからモタモタしましたが、頑張ってくれました。体はちょうどいい感じでしたよ」
3着
ディアデラノビア 岩田康誠騎手
「力みもなく、3~4コーナーもスムーズでした。この馬場のせいでしょうか・・・。もっと脚を使うと思ったのですが。1400mでそれなりの位置でレースしました。でも反応が物足りなかったです」
5着 ブルーメンブラット 川島信二騎手
「道中いい感じで手応えもよく、折り合いもつきました。ただ中間順調さを欠いた分伸び切れなかったようです」
阪神牝馬S(4歳上牝、GII・芝1400m)の全着順
1
ジョリーダンス 1:20.7
2
アグネスラズベリ 1.1/4
3
ディアデラノビア 1/2
4 シールビーバック 1.1/2
5 ブルーメンブラット 1/2
6 ピクシーダスト 1
7 テイエムプリキュア アタマ
8 アサヒライジング ハナ
9 タケカワルキューレ 1/2
10 サウスティーダ 6
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