最近低調気味だったフジテレビの月9だが、久々に大ヒットドラマが誕生の予感。というのも先月16日からスタートした「
プロポーズ大作戦」が初回視聴率19・3%と最近にない好発進だったからだ。
「実は制作スタッフの間では今回のキャスティングには疑問の声が上がっていたんです。だって
長澤まさみは何本もドラマや映画で主役級を演じている実績がありますけど、お相手の
山下智久は、ジャニーズファンの間ではトップクラスの人気でも、一般視聴者的にはまだまだ馴染み薄。伊東美咲と
亀梨和也のコンビだった『サプリ』よりも、主役の知名度は明らかに劣る。それで『サプリ』は月9でも最低レベルの視聴率だったので、不安に思うのも当然なのです」
そんな不安もどこへやら。ドラマは久々の大成功。しかし天下の月9がなぜ、
山下智久クラスを主役に選ばなければならなかったのか?
「実はジャニーズとフジテレビは最近関係が悪かったんです。というのも昨年末に
亀梨が日テレで主演したドラマ『たったひとつの恋』にフジが『
踊る大走査線』シリーズをぶつけて、潰した過去がある。ジャニーズにしたら、『これからジャニーズが売り出そうとしているタレントをフジが潰した』と思ったことでしょう」(フジテレビ関係者)
そんな関係を修復するために、今回フジが用意したのが、
山下智久の月9初主演というわけだ。
「しかし山P(
山下智久の愛称)にとっては酷な仕事になってしまいました。なぜかというと、フジのスタッフとしてはどうしても長澤頼みになってしまい、どうしても山下の扱いは悪い。何といっても番組のウリが『毎回変わる
長澤まさみのウエディングドレス姿』ですから…(笑)。どうしても山Pよりも長澤中心の撮影になってしまうんです」(前出・フジ関係者)
そんな状況に長澤のあまり高くないお鼻も高くなり(失礼!)…!
「撮影現場で長澤はまるで女王さま。元々人見知りする性格のため、ちょっと冷たい感じがする彼女ですが、更にスタッフというか取り巻きが多くて…、ドラマの撮影中に俳優同士が仲良くなって…ということはよくありますが、今回ばかりはそれはなさそうです」(番組スタッフ)
しかも長澤の勘違いは止まらない。
「初回放送の日、長澤は大きな顔に似合わないティアラを付けて番宣に登場。本人によれば『ウエディングドレスが着て来れなかったから、ティアラにした』そうですが、それがゾッとするほど似合わない。しかも『長澤さんにプロポーズするとしたら、どんなシチュエーションでどんな言葉にする』という質問が出て、山Pや男性アナがそれに答えていたんですが…。山Pは完全に顔が引きつっていましたね。本人がその番組収録の後で嘆いたそうですよ、『なんでオレがあそこまで“あのブス”をチヤホヤしなきゃいけないんだっ!』って…」(前出・番組スタッフ)
そんな努力の甲斐あって、ドラマは大成功!
「でもそのせいで、長澤の鼻が高くなっています」(前出・番組スタッフ)
ドラマの制作って本当に過酷な世界のようだ。