新潟11Rの
新潟2歳ステークス(2歳GIII・芝1600m)は、2番人気
ゴールドアグリ(
安藤勝己騎手)が、ゴール前での壮絶な叩き合いを制し、初重賞勝利を飾った。これで2連勝となった。勝ちタイムは1分35秒2。ハナ差の2着に11番人気マイネルーチェが、2馬身差の3着に1番人気
マイネルレーニアがそれぞれ入線。
ゴールドアグリは美浦・戸田博文厩舎の2歳牡馬で、父
タニノギムレット、母タッチオブゴールド(母の父ヘクタープロテクター)。通算成績は2戦2勝となった。
【コメント】
1着
ゴールドアグリ 安藤勝己騎手
「際どい勝負でしたね。先頭に立って怯んだり、まだ子どもな点も多いが、あと100mで何とかなると思いました。距離は伸びても大丈夫でしょう」
2着 マイネルーチェ 大野拓弥騎手
「最後盛り返しているだけに残念です。スタートも決まって、指示通り前へ行って、無理せずにいい位置が取れました。一度交わされたけど、またいい根性を出してくれました」
3着
マイネルレーニア 西園正都調教師
「騎手は完璧に乗ってくれました。この馬の競馬は出来ているだけに現状は一歩足りなかったという感じです。先へ行ったのは正解でした。このあとはひと息入れて、暮れのGIを目指します」
4着 マルカハンニバル 長谷川浩大騎手
「切れ味のあるタイプではないので、道中から気合入れて早めの競馬をしました。まだ幼いところもありますが、こういう競馬は合っていると思います」
5着 クラウンプリンセス 小牧太騎手
「スタートもよく、バテない馬ですね。内枠できているのはよく踏ん張っている証拠だと思います。よく頑張っていますよ」
【アラカルト】
・新種牡馬産駒が大活躍
新種牡馬
タニノギムレット産駒の
ゴールドアグリがハナ差の接線を制して新潟2歳王者に輝いた。小倉2歳Sを新種牡馬アドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャンが制しており、東西共に新種牡馬産駒の勝利となった。ちなみに昨年の勝ち馬ショウナンタキオンも新種牡馬産駒(父アグネスタキオン)であった。
・新潟重賞は初制覇
安藤勝己騎手はこのレース初勝利で、JRA重賞は本年の函館記念(エリモハリアー)以来となる通算38勝目。新潟で施行される重賞は初勝利で、残る重賞未勝利の競馬場は小倉、福島の2場のみとなった。
・戸田調教師
このレース初勝利。JRA重賞は本年の桜花賞(キストゥヘヴン)以来で通算3勝目。
ゴールドアグリには、同じく
安藤勝己騎手とのコンビで桜花賞を制した先輩に続く活躍を期待したいところ。
・デビュー戦勝利馬が強し
ゴールドアグリは1戦1勝のキャリアで同レースを制覇。ちなみに、このレースの勝ち馬はS56年のビクトリアクラウンを除いて、全てデビュー戦を勝利した馬。
・関東馬の勝利
H15年から4年連続勝利で、通算成績は東20勝、西6勝。
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