2006年9月20日の「ポスト小泉」を決める自民党・総裁選は
安倍晋三候補の圧勝の見方が強い。ところが、ネット上の「投票」では、
麻生太郎候補が
安倍氏の支持を引き離している。さらに、応援する
フラッシュが大人気になるなど、
麻生氏の存在感が突出している。
ネット上では
麻生氏の人気がずば抜けている。
ヤフーの「Yahoo!みんなの政治」のなかでの投票「自民党総裁選に投票できるなら、どの立候補者に投票しますか?」(06年9月11日現在)では、
麻生氏が50%でずば抜けてトップ。
安倍氏(20%)、
谷垣禎一氏(32%)の両候補を大きく突き放した。他のメディアで見られる支持率とは大きな違いだ。
ミクシイでは「
麻生太郎氏の口の悪さを楽しむ会」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=111198 SNS「mixi」では「
麻生太郎氏の口の悪さを楽しむ会」というコミュニティがあり、実に5000人以上が参加する人気コミュニティとなっている。コミュニティ名から麻生氏を批判するのかと思うと、そうではなく、大半は麻生氏を支持する人だ。「ITの発達で05年までに日本の役所では書類がなくなり、すべてがフロッピーですむ時代になる」という発言をはじめとして麻生氏がITの象徴として「フロッピー」を何度も挙げることから「フロッピー麻生」などと呼ばれているほか、麻生氏を支持するカキコミも多く見られる。
ネット上ではさらに、「
ウルトラマンガタロウ」とういう麻生氏を応援する
フラッシュが大人気だ。これは「ウルトラマンタロウ」の主題歌を使ったもので、麻生氏にまつわる画像と「筑豊の父がいる、筑豊の母がいる、そして太郎がここにいる(中略)太郎が飛び立つ、太郎が戦う、太郎!太郎!太郎!
ウルトラマンガタロウ」などのテロップが音楽に合わせて流れ、替え歌として歌えるものだ。この
フラッシュは「おもしろい」と評判で、掲示板・2ちゃんねるなどでもこれに関連するスレッドも見つけられる。この
フラッシュは、
麻生太郎事務所のスタッフのなかでも評判になったという。
オタクと呼ばれる人たちの心もバッチリ掴む
ネット以外でも「健闘」が目立つ。06年9月9日の秋葉原駅前での総裁選に向けた演説で、麻生氏は「自称
オタクの皆さん!」と呼びかけ、さらには人気サッカー漫画「キャプテン翼」など得意の「漫画ネタ」を挙げて演説するなど、
安倍・
谷垣両候補とは一味違ったキャラクターでその存在感が際立った。麻生氏は1週間で10冊以上のコミック誌を定期購読するほどの「漫画通」。
オタクのあいだで大人気の『
ローゼンメイデン』(幻冬舎)といったゴシックロリータ調の主人公が登場する漫画も愛読しているとも言われ、一部で「
ローゼン閣下」と呼ばれるほど。演説では、「日本のサブカルチャーが、新しい日本のイメージとしてアジアに浸透している」と発言するなど、演説の大半は「日本のサブカルチャー」に関係することで、秋葉原にいた
オタクと呼ばれる人たちの心もバッチリ掴んだ模様だ。
麻生太郎事務所に「麻生氏は
フラッシュを見ているのか」とJ-CASTニュースが尋ねてみたところ次のような答えが返ってきた。
「あるのは知っていると思いますよ。見ているかどうかは分からないです。ただ見る暇がないと思います。事務所のスタッフのあいだでは『これはすごいねぇ』と評判です」
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麻生太郎の
フラッシュです。ギザオモシロス
ウルトラマンガタロウこれは史上に残るフラッシュだ!
おれもこれから麻生太郎を応援しよう!!
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