11日、京都競馬場で行われたきさらぎ賞(3歳、GIII・芝1800m)は、武幸四郎騎手騎乗の3番人気
アサクサキングス(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)がスタートからハナを奪うと後続を引き離して逃げ、直線に入っても脚色は衰えず2番人気
ナムラマースに1.3/4馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分48秒8(良)。さらにアタマ差の3着に4番人気サムライタイガースが入った。圧倒的1番人気(単勝1.3倍)に推された
オーシャンエイプスは後方からレースを進め、4角で2番手に進出したが、直線で伸びを欠き3着から1.3/4馬身差の4着に敗れた。
勝った
アサクサキングスは、父ホワイトマズル、母がJRA6勝のクルーピアスター(その父サンデーサイレンス)という血統で、伯父にジェニュイン(95年皐月賞-GI、96年マイルCS-GI)がいる。
10月15日のデビュー戦(東京・芝1600m)、続く百日草特別(2歳500万下、芝1800m)を連勝し、前走のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)は直線の不利もあり
フサイチホウオーから0.4秒差の5着に敗れていた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。
当初騎乗予定の四位洋文騎手からの乗り替わりだった鞍上の武幸四郎騎手は、昨年の京阪杯(GIII、アンバージャック)以来のJRA重賞20勝目。管理する大久保龍志調教師は昨年のユニコーンS(GIII、ナイキアースワーク)以来のJRA重賞2勝目となった。
また、同馬の馬主だった田原源一郎氏(享年77歳)は1月4日に亡くなっており、今回から田原慶子氏に名義が変更されていた。