ソース:ZAKZAK中国各地でディズニーランドそっくりなキャラクターなど、知的財産権の侵害が問題となっている中、
北朝鮮の遊園地が、
JR西日本が所有する0系
新幹線を模倣した「
新幹線ひかり」号を営業運転していることが12日、分かった。北は国民に対して「小型機関車」と説明しているようだが、宣伝用の冊子には日本語で「
新幹線ひかり」と記載が。官製メディアを通じて日本批判を繰り返す北だが、パクリは別物のようだ。
問題の“
新幹線”は平壌市内の万景台(マンギョンデ)地区にある万景台遊戯場にある。遊戯場は遊園地の意味。
ヱヴァンゲリヲン UCC COFFEE ミルク&コーヒー EVA07 北の出版物によると、敷地面積は約60ヘクタール。故・金日成(キム・イルソン)主席の生家にも近く、1日に数万人が訪れる人気スポットだという。過去には金主席や正日(ジョンイル)総書記も現地指導に訪れている。
場内には観覧車やループコースター、二層式メリーゴーラウンドといった遊具が40基近く設置されている。中には「手榴弾投げ」「機関砲」「艦砲射撃」といった将軍様プロデュースの先軍政治っぽいアトラクションも用意されている。
「
新幹線ひかり」は園内でも比較的小さな部類の乗り物で、人口庭園を1周する。平壌の外国文出版社が発行した写真集「万景台遊戯場」(1984年)では色、形ともに0系
新幹線とうり二つ。シートベルトはなく、座席は子供用らしく体が大きい西洋人は背もたれに腰掛ける“箱乗り”で窮屈そうだ。
ヱヴァンゲリヲン UCC COFFEE ミルク&コーヒー EVA07 写真集には日本語と朝鮮語が併記で解説が掲載されている。
「新幹線ひかりの走る区間には朝鮮の金剛山(クムガンサン)をほうふつさせる奇岩や滝、湖などがくりひろげられ、樹林の中からいまにも襲いかかりそうな虎、ライオン、象などの彫刻もある」
解説は続いて「新幹線ひかりに乗れば、トンネルや鉄橋を通りあたかも美しい朝鮮の東海岸を走るようで誰もが子供の世界にひきずりこまれる」という。
だが、併記された朝鮮語を翻訳すると、「新幹線ひかり」の部分はすべて「小型機関車」。日本固有の列車名を伏せ、あたかも自国の乗り物のように来園客へ見せかける腹づもりらしい。
このほか、園内には「エンタープライズ」という米海軍の原子力空母と同名の遊具もあると紹介されている。
今回、デザインを模倣された0系新幹線は64年の開業当時から新幹線を支えるベストセラー車両。現在は山陽新幹線でのみ「こだま号」として新大阪-博多間で運用されている。
車両を所有する
JR西日本の広報担当は「鉄道模型など新幹線の関連商品は使用許諾を結ぶことになっている。この件は当然、許可はない」と苦笑い。続けて「新幹線はJR東海と私どもの共有で、他のJRにもこうした事実があることは話してみたい。どういう対応をするかはこれから検討する」というが、日朝間は国交がないため問題解決は困難とみられる。このほか「学生少年宮殿には新幹線と子供、それに金主席が描かれた宣伝画や米のスペースシャトルにそっくりな遊具がある」(北ウオッチャー)といい、北当局は鎖国をいいことにやりたい放題やっているようだ。
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