美しくあることが大前提とされた芸能人にとって、
整形疑惑がつきまとうのは今に始まったことではない。今年も様々なタレントに
整形疑惑が浮上した。
元夫・押尾学の初公判3日前に、
矢田亜希子が芸能人ご用達の美容クリニックで6時間にも及ぶ施術をしていたと「女性自身」(光文社)が報じたことは記憶に新しい。その総合美容クリニックでは、美容
整形から鍼灸、バストアップ、タトゥー除去まで幅広く施術を行っており、多くのタレントが通い詰めているという。矢田も女優業復帰を目指してのメンテナンスだろうか。今回、矢田がどのような施術を受けたのかは不明だが、復帰作ではさらなる美貌を拝むことができるだろう。
整形といえば、
「JJ」(光文社)でミニサイズながらモデルとして活躍し、今年はテレビ番組にも引っ張りだこだった
神戸蘭子。ブレイクを果たした彼女だが、10月23日に放送された『さんま&くりぃむの芸能界(秘)個人情報グランプリ』(フジテレビ系)にて中学生時代の写真が公開され、番組内で医師の
西川史子ら出演者に「(
整形を)ヤッてんじゃないの!?」とツッコまれてしまった。本人は「スッピンだとこんな感じですよ」と笑顔で交わしたが、司会の明石家さんまも「質が違う顔」と疑惑を深める一言。
神戸と同じく『クイズ!ヘキサゴンⅡ』(同)などで活躍する
辻希美も、幾度となく
整形疑惑が囁かれてきたが、これまた明石家さんまに「美容
整形」を示唆する言葉を9月に別の番組で浴びせられている。2007年6月に結婚した辻は、長女を出産後の2009年4月「目の形が変わった!!」と多くのファンが驚愕するほど美しく(?)なって復帰していることから、
整形疑惑が根強い。ブログ上ではファンからの「
整形した?」という率直すぎる質問に、一切していないと回答し「女の子はメイクで化けるんです」と一蹴していたが、本当のところはどうなのか。東京都港区の美容
整形クリニックに勤務するK医師に話を聞いた。
「神戸さんの場合は、二重の幅が若干広くなり、鼻が根元から少し高くなっているように見えます。ただ、中学生時代の顔も十分美しいですし、15歳から27歳までの10年以上の歳月を経て多少は顔が変わるのも当然ですから断定はできません。一方、辻さんは以前から言われている通りわかりやすい目頭切開ですね。アイドルとして活躍した10代の頃は目頭に"蒙古ヒダ"という皮膚がありましたが、それを切除して目を大きく見せているようです。それを切開しないと、埋没法で二重にしても目頭の二重幅が狭くなってしまい奥二重のような状態になりがちなんです。最近では若い女性の間で"タレ目メイク"が流行っているので目尻も切開したがる人がいるんですね。辻さんもブログの写真など拝見する限りでは、目尻切開を行ったのではないでしょうか」
続けて、「鼻が急激に低くなった」として話題になったglobeのKCOについてもお話をうかがった。
「学生時代の写真と、デビュー後のCDジャケットなどを比較すると、小鼻を小さくする鼻翼縮小と、鼻にプロテーゼ(※)を入れたのではないでしょうか。人間というのは不思議なもので、最初は控えめな施術でもどんどん"もっと高くしたい"という欲求が強まって、何度もやり直してしまう方が多いのです。この方の場合は、最終的にプロテーゼを抜いて、ヒアルロン酸注射を鼻周辺に打ったのでしょう。しかしヒアルロン酸は固形物ではないので、投与直後は肌がピンとしてハリが出ますが、いずれ溶け流れてしまうものなんです。美しさを保つには、注入を続けなければなりませんが、旦那様のこともあり金銭的に継続困難だったのでは」
ちなみにこのプロテーゼ、鼻に挿入してから完全に定着するまで二週間ほどを要するという。長期休暇を取りづらい職場環境にあると施術は難しいが、映画撮影後などにまとまった休暇を取得可能な芸能人にとってはごく一般的な施術なのだろうか。他にもK医師がプロテーゼを入れていると予想するのは、
釈由美子、
安めぐみ、そして最近では人気急上昇中の
AKB48メンバー
篠田麻里子も疑わしく「上京前に入れたのでは」とのことだった。
芸能人は見た目がすべてとは言わないが、ルックスの善し悪しが商品価値を決めるといっても過言ではない。そういった世界に生きている彼女たちにとって、美容整形を施すのは当然のことなのかもしれない。ただし美貌を維持するためには、定期的なメンテナンスを行うこと、そして過剰な美を追求して体に負荷をかけ過ぎないよう十分に気をつけてほしいものだ。ちなみに、K医師によれば、近年では卒業式後の春休みや長期休暇となる夏休みなど季節の変わり目に親子で整形に訪れる人も多いという。芸能人にとっては2011年の地デジ移行を控え、今がお直しのチャンス。2010年は駆け込み整形が増えそうな予感だ。
http://www.menscyzo.com/2009/11/post_492.html