7月の参院選に
自民党の比例代表で出馬する
丸山和也弁護士(61)が23日、出馬表明後、初めての演説を鳥取市内で行った。“第一声”には、かづ代夫人(58)と長女・鳴(めい)さん(24)が同伴。一家総出で選挙戦に臨む。一方、民主党の目玉候補・
横峯良郎氏(47)は東京・六本木の東京ミッドタウンで街頭演説。国会の会期延長で投票日は延びたが、決戦に向けて熱い戦いはすでに始まっている。
出馬表明後、初めての演説は「父・丸山」の決意の表れだ。鳥取市内での演説にもかかわらず、かづ代夫人と長女の鳴さんがこの日朝、埼玉県内の自宅から鳥取入り。演説を見守った後、笑顔で有権者を見送り、すっかり「候補者の家族」となっていた。
丸山氏は「勝手に来たんだ。女房がいると(演説で)悪口も言えんよ」と大照れ。かづ代夫人も「娘が『鳥取砂丘を見たことがない』と言うから…」と苦笑した。
夫人は今月初旬に出馬を聞かされた。「主人の独断。突然でしたが、反対するつもりもなかった」という放任主義。両親と同じワシントン大を卒業し現在、上智大に通う鳴さんは「学業があるが、時間が許せば父を応援したい」とファミリーで戦う決意に迷いはない。
この日は丸山氏のワシントン大時代からの親友で、家族ぐるみの付き合いがある竹内功・鳥取市長の講演会に招かれた。鳥取選挙区の候補予定者の応援も兼ねた会合には約150人が集まった。
約20分間の演説では「政治に魂を」の所信表明はそこそこに軽口を連発。「打診されたときは『これから支持率が上り調子になります』と言っていたが、今は暴風雨。
自民党にだまされた」「安倍首相は私のCDを聴いているから最近しっかりしてきた」と場内は爆笑の渦。候補者らしい「お願いします」という言葉は最後まで出ず、有権者にこびない型破りな“第一声”となった。
帰りがけに鳥取砂丘を望む日本海で泳いだ。海開きには少し早い時期の冷水で気合を入れ直した。27日にも予定する六本木の事務所開きでは、国会までのマラソン遊説も検討。「いよいよスタート地点に近づいてきた」と表情を引き締めていた。
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インフォシーク