WBA世界ライトフライ級の“疑惑”の戴冠から1カ月。10月18日の初防衛戦でファン・
ランダエタ(27=
ベネズエラ)との再戦が決まっていた
亀田興毅(19=協栄)が31日午後、都内のホテルで会見。
ランダエタについて「寝といても勝てる。あいつは死ぬな」と威勢のよさは相変わらずだったが、トレーナーの父・史郎さん(41)はじめ、亀田ファミリーは欠席するなど、珍しくショー的要素は少なかった。
協栄ジムの金平桂一郎会長に伴われて登場した亀田は、灼けた肌を黒のタンクトップに身を包みサングラス姿。
金平会長は前回の判定について「我々は勝ったと思っているが、すっきりしたい」と述べ、再戦が世論に押されたものではなく、亀田本人の強い希望によるものだとアピールした。
試合の翌日には亀田本人が「本来の
亀田興毅を見せたい」と訴えたといい、「
WBAの指名が来る前に(再戦の)打診をしていたと重ねて言っておきたい」と強調した。
亀田は「勝った瞬間はうれしかったが、判定までいったのはオレのプライドが許さん」と早々に再戦表明したかったとし、「(弟の)
大毅の試合があったから集中させたかったので、とりあえず黙っとった」と沈黙の理由を改めて説明した。
前回は1階級を落としたことから調整に失敗、「リングに上がるまではよかったが、上がったら体が軽かった」と苦戦を振り返りつつも、「オヤジのボクシングの100のうち1も出してないのに王者になれたんだから、今度は寝といても勝てる」と豪語した。
次戦に向けては「防衛とか気にしない。あいつだけは許さん。オレの気持ちに納得いってない。あいつだけはたたきつぶす」と言い放ち、王座よりもあくまでプライドを賭けた戦いであることを主張した。
必勝法は「顔面にオレのパンチを打ち込むだけ。(
ランダエタは)12ラウンド立っててくれたほうがいい。倒れたほうがダメージは少ないから」。
一方で前回の失敗を生かし、今回は本人が「秘密」という新たな調整法を導入。「初めてやからわからんが、これがうまくできたらあいつは死ぬな。
ベネズエラまで吹っ飛ぶで」と
ランダエタに宣戦布告した。
ファンへ向けては「この前の試合では悪いことをした。今度はみんなにスカッとしてもらいたいな」と話し、「ゴチャゴチャ言っとる奴は一生言うとけ」と咆えた。
注目の再戦は10月18日、東京・有明コロシアムで行われる。
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テーマ : 亀田興毅
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