東京11Rの
ダイヤモンドS(4歳以上オープン・G3・ハンデ・芝3400m)は、1番人気に推された
トウカイトリック(ルメール騎手)が、先に抜け出しをはかる6番人気
エリモエクスパイアをゴール寸前でクビ差とらえ、念願の初重賞制覇を達成した。勝ちタイムは3分30秒6。2着に
エリモエクスパイア、3着には10番人気の
アドバンテージが入り、3連複は2万770円の高配当となった。
勝った
トウカイトリックは、父エルコンドルパサー、母ズーナクア(母父Silver Hawk)という血統。栗東の松元省一厩舎所属で、11回目の重賞挑戦にして初勝利となった。
1着
トウカイトリック ルメール騎手
「この馬はスタートしても、すぐにはスピードが出ない。エンジンのかかりが遅い馬なんです。ですから前半ではおさえてウォームアップさせてから行きました。最後の直線では、外に出したらよく伸びてくれましたね。どうものんきな馬で、毎回しっかり追わないといけないタイプ。惜しいレースが続いていましたが、今日はこちらの指示どおり走って、頑張ってくれました。来週でぼくの日本での騎乗も終わりなので、フェブラリーSも頑張りますよ!チャンスはあると思っていますから」
2着
エリモエクスパイア 横山典弘騎手
「前半、ハミをかんで行ってしまった。今日からつけたチークピーシズが、裏目に出たかもしれないね。長い距離なんだから、もっとリラックスして走らせたかった。最後は叩き合ってあの差なんだから、なんとかなったんじないかなあ…」
3着
アドバンテージ 松岡正海騎手
「馬がよくなっているのは、わかっていました。しぶとさのある馬なので、多少流れが速くなっても、ハナに行きたかったんですけどね」
4着 バイロイト 田中勝春騎手
「引っかかるところがない馬だけに、追走に問題はなかったよ。早めに動こうとは思っていたんだけど、ちょっと惜しいレースだったね」
5着
ラヴァリージェニオ 左海誠二騎手
「早めに動いてくれという指示でした。最後どれだけ動けるかと思っていましたが、8歳という年齢を考えれば、たいしたものですよ」
7着 チャクラ 後藤浩輝騎手
「4コーナーではいい形になって、一瞬は勝ったと思ったくらいでした。でも年齢のせいか、以前ほどのスタミナがありませんね」
13着 アドイマイヤフジ 福永祐一騎手
「今日は4コーナーで、もう手応えがありませんでした。う~ん、こんなに負けるとは…。調子が戻ってこない理由がわからない。このままではまずいですね」