東京・後楽園ホールで27日に行われたプロボクシング8回戦の
亀田大毅(協栄)-バレリオ・
サンチェス(メキシコ)戦の判定をめぐり、観客席で
乱闘があった。関係者の話を総合すると、試合後に亀田大がリングでインタビューを受けている際にやじが飛び、これに亀田ファンの一部が激高して殴り合いになった。セコンドを務めた亀田の父、
史郎トレーナーも突進し周囲に止められた。
日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は、「リングサイドにいたJBC関係者と協栄ジムの複数の人間に事情を聴く」とした。父親が
乱闘に加担していた場合について、「ライセンスを持つ者に暴力行為などがあれば何らかの処分を考えなければならない」とも述べた。けが人の有無などについてJBCは把握していない。
試合は、亀田3兄弟の二男、大毅が2-0の際どい判定で勝ち、6戦全勝(4KO)とした。長兄
興毅(協栄)が世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座を獲得した際、採点に疑惑の目が向けられた経緯があり、協栄ジムの金平桂一郎会長は「これも一連の亀田バッシングの弊害だ」と憤りをあらわにした。
試合はWBA東京総会を記念して組まれ、ヒルベルト・メンドサ会長ら要人が観戦。
乱闘の間近にいた同会長は、「わたしは大丈夫」と話し、足早に会場をあとにした。
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