日本航空(
JAL)と全日本空輸(
ANA)は17日、航空運賃に上乗せしている
燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を1月の発券分から約3割~4割値下げする、とそれぞれ発表した。ジェット燃料の価格急落を受けたもので、値下げは07年5月以来。
値下げによって両社の往復の付加運賃は、北米や欧州は6万6千円から4万4千円、ハワイやインドは4万4千円から2万9千円、タイやシンガポールは4万円から2万5千円、中国や香港、台湾は2万1千円から1万2千円、韓国は8千円から5千円になる。
今回の付加運賃は、8月から10月末までのジェット燃料価格の平均値に基づいて算出したもので、来年3月末までの発券分に適用する。足元の燃料価格は、今回の基準値からドルベースでさらに約3割下落しており、来年4月以降の付加運賃は再値下げの可能性が高い。