中山11Rの第40回スプリンターズステークス(3歳上GI・芝1200m)は、豪州調教馬の1番人気
テイクオーバーターゲット(J.フォード騎手)が優勝、自身4つめとなるGIタイトルを獲得した。勝ちタイム1分8秒1。
レースは序盤から
テイクオーバーターゲットが主導権を握る展開。好スタートを切った3番人気
サイレントウィットネスが併走し、先団を見る形で10番人気
メイショウボーラーが追走、2番人気
シーイズトウショウ、4番人気レザーク、5番人気
オレハマッテルゼはいずれも中団からレースを進めた。直線に入ると
テイクオーバーターゲットが
サイレントウィットネスらを突き放し、直線半ばで独走態勢へ。最後は後続に2馬身1/2差をつけゴールした。2着以下は大混戦となったが、直線でしぶとく伸びた
メイショウボーラーが2着を確保。3着には最内を突いて追い込んだ16番人気
タガノバスティーユが入線し、3連単は2,637,570円の超高配当決着となっている。
サイレントウィットネスは4着、レザークは7着、
シーイズトウショウは8着、
オレハマッテルゼは9着にそれぞれ敗れた。
テイクオーバーターゲットはオーストラリア・J.ジャニアック厩舎の7歳セン馬で、父Celtic Swing、母Shady Stream(母の父Archregent)。通算成績は23戦13勝となった。
■
スプリンターズS全着順
1
テイクオーバーターゲット 01:08.1
2
メイショウボーラー 2.1/2
3
タガノバスティーユ クビ
4
サイレントウィットネス アタマ
5 ベンバウン クビ
6 チアフルスマイル 1/2
7 レザーク アタマ
8
シーイズトウショウ クビ
9
オレハマッテルゼ アタマ
10 ブルーショットガン アタマ
11 ビーナスライン クビ
12 ゴールデンキャスト ハナ
13 シンボリエスケープ 1.1/4
14 キーンランドスワン クビ
15 タマモホットプレイ 2.1/2
16 ステキシンスケクン 1.1/2
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スプリンターズSレース後のコメント
1着 13番
テイクオーバーターゲット(J.フォード騎手)
「強い競馬をしてくれました。ゲートは少し悪かったけど、スタートダッシュはよく、すぐ好位につけることができました。ペースは速かったが楽についていけたし、最後も手応えはありました。毎回毎回強い競馬をしてくれる素晴らしい馬です」
(J.ジャニアック調教師)
「前回はあまり経験のない左回りと雨で敗れましたが、悲観はしていませんでした。中山の坂も、イギリスでもっと厳しい坂を経験していたので心配していませんでした。馬も100%以上の力を出してくれたし、騎手も本当によく乗ってくれました」
2着 4番
メイショウボーラー(福永祐一騎手)
「走ったなぁ。今日は道中手応えがよかった。結果論だけど、もしあのままハナに行っていたらマークされて最後は止まっていたと思う。やっぱり力があるね。香港スプリントに選ばれたいなぁ」
(白井寿昭調教師)
「次走は未定。ただ、深いダートは一完歩目でダッシュがつかない。だから芝かなぁ……。オーナーと相談して決めます」
3着 2番
タガノバスティーユ(勝浦正樹騎手)
「初めて乗ったからよくわからないけど、力がないとここまで走れない。自分としても今日は理想的なレースができました。3歳でこれだけやれるんだから、これからが楽しみ」
4着 14番
サイレントウィットネス(F.コーツィー騎手)
「勝った馬と枠順が逆だったらもう少しやれた。ただそれでも勝った馬は強い。それと、今日はやっぱり体重が重かった。でも恥ずかしくないレースができて満足している。このあとは11月にトライアルを使って、12月の香港スプリントの予定です。復調ムードで楽しみです」
7着 3番レザーク(E.サンマルタン騎手)
「今日は状態がいまひとつだった。テイクオーバーターゲットのように、セントウルSを使っていればぜんぜん違った」
8着 5番
シーイズトウショウ(池添謙一騎手)
「道中脚をとられるところがあったし、直線に向いても反応がなかった。ただマイナス4キロの影響はなかったと思うが……」
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