クラシックロード

現地時間25日、米・サンタアニタパーク競馬場で行われたブリーダーズカップクラシック(3歳上、米G1・オールウェザー10f、12頭立て)に、日本のカジノドライヴ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)がV.エスピノーザ騎手騎乗の4番人気で出走。スタートから先手を取る積極的な競馬を見せたが、4角で後続馬に一気に詰め寄られ、直線では伸びを欠いて最下位12着に敗れた。

　勝ったのはL.デットーリ騎手騎乗の6番人気レイヴンズパス Raven's Pass(牡3、英・J.ゴスデン厩舎)。ヘンリーザナヴィゲーター Henrythenavigatorに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分59秒27(良)のトラックレコード。さらに3/4馬身差の3着にはティアゴ Tiagoが入り、圧倒的1番人気に推された昨年の覇者カーリン Curlinは直線で一旦先頭に立つも4着に敗れている。

　

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　現地時間1月21日、米国の年度代表表彰制度であるエクリプス賞が、米カリフォルニア州ロサンゼルスのビヴァリー・ウィルシャー・フォー・シーズンズ・ホテルで発表された。

　年度代表馬はG1ブリーダーズカップクラシックなどG1・3勝を挙げたカーリン Curlin。266票中249票を獲得、G1ベルモントSを制した牝馬ラグズトゥリッチズ（12票）に大差をつけての選出となった。また、カーリンは今シーズンも現役を続行する見込みであることが伝えられている。

　今回の特徴は、各部門とも中心馬がハッキリしており、順当な選出結果になったこと。最も得票数1位と2位の差が小さかった最優秀古牡馬部門でも、得票数1位のローヤーロン Lawyer Ron が147票、2位のインヴァソール Invasor が94票を獲得と、50票の差がついている。

　各部門の受賞馬・受賞者は以下の通り（馬齢は昨年のもの）。



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＜年度代表馬＆最優秀3歳牡馬＞
カーリン Curlin（牡3）
米国産　米S.アスムッセン厩舎
父スマートストライク Smart Strike
母シェリフスデピュティ Sherriff's Deputy
母の父デピュティミニスター Deputy Minister
今季9戦6勝、G1BCクラシック、G1プリークネスS、G1ジョッキークラブゴールドカップ

＜最優秀2歳牡馬＞
ウォーパス War Pass（牡2）
米国産　米N.ジトー厩舎
父チェロキーラン Cherokee Run
母ヴュー Vue
母の父ミスタープロスペクター Mr. Prospector
今季4戦4勝、G1BCジュヴェナイル、G1米シャンペンS

＜最優秀2歳牝馬＞
インディアンブレッシング Indian Blessing（牝2）
米国産　米B.バファート厩舎
父インディアンチャーリー Indian Charlie
母シェームフル Shameful
母の父フライングシェヴロン Flying Chevron
今季3戦3勝、G1BCジュヴェナイルフィリーズ、G1フリゼットS

＜最優秀3歳牝馬＞
ラグズトゥリッチズ Rags to Riches（牝3）
米国産　米T.プレッチャー厩舎
父エーピーインディ A.P. Indy
母ベターザンオナー Better Than Honour
母の父デピュティミニスター Deputy Minister
今季6戦5勝、G1ベルモントS、G1ケンタッキーオークス、G1サンタアニタオークス、G1ラスヴァージネスS

＜最優秀古牡馬＞
ローヤーロン Lawyer Ron（牡4）
米国産　米T.プレッチャー厩舎
父ラングフール Langfuhr
母ドネーション Donation
母の父ロードエイヴィー Lord Avie
今季8戦4勝、G1ウッドワードS、G1ホイットニーH

＜最優秀古牝馬＞
ジンジャーパンチ Ginger Punch（牝4）
米国産　米R.フランケル厩舎
父オーサムアゲイン Awesome Again
母ナペロン Nappelon
母の父ボールドリヴェニュー Bold Revenue
今季8戦5勝、G1BCディスタフ、G1ラフィアンH、G1ゴーフォーワンドH

＜最優秀短距離牡馬＞
ミッドナイトリュート Midnight Lute（牡4）
米国産　米B.バファート厩舎
父リアルクワイエット Real Quiet
母キャンディタフト Candytuft
母の父デヒアUSA
今季6戦2勝、G1BCスプリント、G1フォアゴーS

＜最優秀短距離牝馬＞※新設
メアリフィールド Maryfield（牝6）
加国産　米D.オニール厩舎
父イルーシヴクオリティ Elusive Quality
母スライメイド Sly Maid
母の父デザートワイン Desert Wine
今季8戦3勝、G外BCフィリー＆メアスプリント、G1バレリーナS

＜最優秀芝牡馬＞
イングリッシュチャネル English Channel（牡5）
米国産　米T.プレッチャー厩舎
父スマートストライク Smart Strike
母ベルヴァ Belva
母の父シアトリカル Theatrical
今季7戦4勝、G1BCターフ、G1J.ハーシュターフクラシック招待S、G1ユナイテッドネーションズS

＜最優秀芝牝馬＞
ラフドゥード Lahudood（牝4）
英国産　米K.マクラフリン厩舎
父シングスピールIRE
母ラハイエブ Rahayeb
母の父アラジUSA
今季5戦3勝、G1BCフィリー＆メアターフ、G1フラワーボウル招待S

＜最優秀障害馬＞
グッドナイトシャート Good Night Shirt（セン6）
米国産　J.フィッシャー厩舎
父コンサーン Concern
母ホットストーリー Hot Story
母の父トゥーパンチ Two Punch
今季5戦3勝、障G1コロニアルカップ、障G1ロンサムグローリースティープルチェイスS、障G1イロコイスティープルチェイス

＜最優秀馬主＞
シャドウェルステーブル Shadwell Stable
主な所有馬…インヴァソール、ラフドゥード、ダーハー Daaher（G1シガーマイルH）など

＜最優秀調教師＞
トッド・プレッチャー Todd Pletcher
主な管理馬…ラグズトゥリッチズ、ローヤーロン、イングリッシュチャネル、パンティレイド Panty Raid（G1スピンスターS、G1アメリカンオークス招待S）オクターヴ Octave（G1マザーグースS、G1CCAオークス）、エニーギヴンサタデー Any Given Saturday（G1ハスケル招待H）など

＜最優秀生産者＞
アデナスプリングズ Adena Springs
主な生産馬…ジンジャーパンチ、ウィキッドスタイル Wicked Style（G1ブリーダーズフューチュリティ）、シトロネード Citronnade（G1ゲイムリーBCS）、シュガーシェーク Sugar Shake（G1サンタマリアH）など

＜最優秀騎手＞
ギャレット・ゴメス Garret Gomez
主な勝ち鞍…G1BCスプリント（ミッドナイトリュート）、G1BCジュヴェナイルフィリーズ（インディアンブレッシング）、G1ケンタッキーオークス（ラグズトゥリッチズ）、G1サンタアニタオークス（同）、G1ラスヴァージネスS（同）など

＜最優秀見習い騎手＞
ジョー・タラモ Joe Talamo
主な勝ち鞍…G1クレメントL.ハーシュ記念ターフ選手権S（アルティストロワイヤルIRE）、G1イエローリボンS（ナショバズキー Nashoba's Key）、G1ヴァニティ招待H（同）、G1トリプルベンド招待H（バイロ Bilo）など (1/23)



http://www.horsenavi.com/_news/info2.asp?&kflg=2&number=795

現地時間5日、米・チャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーダービー(3歳、米G1・ダート10f)が行われ、1番人気に推されたC.ボレル騎手騎乗のストリートセンス Street Sense(牡3、米・C.ナフツガー厩舎)が後方追走から逃げたハードスパン Hard Spunに2.1/4馬身差をつけ快勝。米3冠の初戦を制した。勝ちタイムは2分02秒17(良)。3戦無敗のカーリン Curlinはさらに5.3/4馬身差の3着だった。

　勝ったストリートセンスは、父Street Cry、母Bedazzle(その父Dixieland Band)という血統の米国産馬。昨年はBCジュヴェナイル(米G1)を10馬身差で圧勝し、エクリプス賞2歳牡馬チャンピオンを受賞。今年は初戦となったタンパベイダービー(米G3)1着、ブルーグラスS(米G1)2着からここに臨んでいた。なお、BCジュベナイル勝ち馬のケンタッキーダービー優勝はBCが創設された84年以来初めて。今後は19日にピムリコ競馬場で行われるプリークネスS(米G1)で2冠制覇を目指す。通算成績8戦4勝(重賞3勝)。


ケンタッキータービープログラム