あまりにも素早い事務所の対応には、普段口うるさい芸能事情通も言葉を失った。スキャンダル発覚の翌日、
加護亜依(19)が所属する事務所「アップフロントエージェンシー」が発表した処分は「契約解除」、事実上の“芸能界追放”である。それほど、
加護がしでかしたスキャンダルは致命的だった。今月18日、オトコと群馬の草津温泉へ1泊旅行に出かけた。その車中でたばこをふかしていたと、26日発売の「
週刊現代」で報じられたのだ。
さらに深刻なのは、謹慎中の身だったこと。06年2月、写真週刊誌「
フライデー」で、深夜、レストランカフェで喫煙しているところを撮られ、奈良県の実家で謹慎させられていたのだ。この1月再上京し、所属事務所でお茶くみなどをしながら、復帰の道を探っているところだった。
「2月には、最初のスキャンダルを撮られた『
フライデー』で、反省の弁を語っていた。なのに、またも同じ喫煙スキャンダル。これでは、謹慎前とちっとも変わっていない、と思われても仕方がない」(芸能ライター)
加護のオトコというのは、渋谷の人気カフェ「SOMA」のオーナー・
石本靖幸氏。「
週刊現代」の取材に、“37歳で婚約者がいる身”と答えている。なんと、
加護より18歳年上。実の父より年上なのだ。
加護の家庭は複雑。1988年2月7日生まれだが、生まれたとき、両親はまだ17歳。入籍できない状況だった。しかも
加護が1歳の頃に別れ、加護は母親に引き取られて育った。
心配されるのは、加護の今後。これから、いったいどうするのか。
「ただ、今回のスキャンダルを起こさなくても、これまでと同じような純なイメージで復帰していたら、華々しい活躍は難しかったでしょう。モーニング娘。のほかの元メンバーや、加護とユニット“W(ダブルユー)”を組んでいた辻希美の活動もパッとしませんからね」(芸能ライター=前出)
このまま結婚・引退の道も考えられるが、石本氏に婚約者がいるのなら、すぐにはかなわない。
また、デビューの経緯を考えると、そう簡単に芸能界をあきらめるとも思えない。
加護の母親は後にトラック運転手と再婚し、加護とは10歳以上年の離れたきょうだいを3人もうけた。新しい父親は加護をかわいがったが、彼女は最初の弟ができるとすぐ芸能界入りし、実家を離れた。わずか12歳で、自力で芸能界に居場所をつくった根性娘なのだ。
「謹慎期間中も応援し続けたファンがいたほど、加護の人気は根強い。今回のスキャンダルのほとぼりが冷めた頃、これまでとは違う路線で復活する道はあるでしょう。ずばり、脱ぐ仕事ですね」(雑誌記者)
謹慎中、やせて大人っぽく成長していた。大人の魅力を見てみたいと思うファンも、少なくないだろう。