米国遠征から前日8日に帰国した
早実・
斎藤佑樹投手(18)=3年=は9日、東京・国分寺市内の同校に登校。しかし、学校側が徹底ガードで登下校させ、外部との接触を断った。注目される卒業後の進路については、10日に家族との話し合いをもって決断。早ければ11日にも学校内で会見を行う。
進路決断を間近に迫る
斎藤に対し、
早実側が徹底ガードに出た。
斎藤は午前7時過ぎに車で登校。およそ1カ月半ぶりに登校した
斎藤は同じく日本高校選抜の一員として米国遠征していた後藤貴司主将(3年)、船橋悠外野手(3年)とともに級友たちから温かく迎えられた。
だがこの日は報道陣の前に姿を見せることなく、午前中の4時間の授業を終えると、普段通り徒歩で登校した後藤、船橋とは別に、学校側は正門とは別のルートから
斎藤を下校させた模様だ。
「うまくやっています。(
斎藤とは9日、10日は)接触できません。(群馬の)実家に行っても無駄だと思うし、みなさんの捕まるような所にはいません」
佐々木慎一野球部長(44)は説明した。さらに「会見まで個別の取材は受けないようにいってあります」と付け加えた。斎藤が進路を決断するまで、徹底ガードで外部との接触を遮断する方針だ。
だが学校側の意向に反して、斎藤への注目度はこの週末、ピークに達する。プロ入りか、
早大進学か。18歳の少年にとって人生の大きな選択は、9日と10日の2日間を使った家族会議で下されるが、少なくても
甲子園大会前は
早大進学で揺るぎなかった意志が、夏の
甲子園大会、さらには将来の
メジャーリーガーと対戦した米国遠征で大きく変化しているのは事実だ。
斎藤が「お父さんのような存在」と慕う和泉実監督(45)はこの日、“新生・
早実”を率いて初の公式戦に臨み初陣を飾った後、「決断は月曜(11日)か火曜(12日)でしょう」と予測した。また「この問題に関しては私の手を離れている。彼の進みたい道に進めばいい」と進路に関しては斎藤の意志に任せ、静観する構えを示した。
野球部の及川龍之介前マネジャー(3年)によると、この日の斎藤は10日間の米国遠征や連日の取材の疲れも見せず、明るい表情で、仲間たちとの久々の対面を楽しんでいたという。果たしてすでに進路は決定しているのか、それとも揺れ動く胸中を家族に相談するのか…。
斎藤は家族会議を経て学校側と再度、今後について相談する予定で、早ければ11日にも
早実で進路決定についての会見が開かれる
ブログランキング参加中!あなたの力でランクアップ願います。