衝撃的な逮捕から3カ月余り。芸能界薬物汚染を象徴する形になった
覚醒剤取締法違反事件で、9日、東京地裁で元女優、
酒井法子(本名・高相<たかそう>法子)被告(38)に有罪判決(懲役1年6月、執行猶予3年)が言い渡された。
午前11時半、425号法廷。上下黒のパンツスーツ、黒のブラウス姿の酒井被告は白いハンカチを右手に握りしめ証言台の前に進む。「高相法子被告ですね」。裁判官に尋ねられると、立ったまま「はい」とわずかにうなずく。その後証言席に座り約12分間、朗読される判決理由に時折うなずいた。
量刑について、検察幹部は「初犯であり、更生に期待して執行猶予を付けるのは当たり前。猶予期間(3年)も妥当だ」と受け止めた。
親しい関係者は「9月17日の保釈後、
酒井法子被告に『芸能界への復帰は難しい』と指摘した」と明かす。無言になった酒井被告を「飯と梅干しでも3年や5年は食べていける」と励ますと「それくらいの気持ちがなければいけませんね」と笑ったという。
10月26日の初公判。酒井被告は「本当なら夫から覚せい剤を引き離すのが私の役割だった。離婚し、お互い更生する努力が必要だと思う」と涙ながらに語った。「福祉や介護を勉強し、仕事として取り組んでいければ」とも述べ、今後の芸能活動には言及しなかった。
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一般傍聴用の21席を求め、東京・日比谷公園にはファンやマスコミ関係者ら3030人が列を作り、競争率は約144倍だった。前日午後11時から並び一番乗りしたファンの横浜市金沢区、公務員(21)は「反省が認められできるだけ軽い判決になってほしい。今後、介護の道に進んでも芸能界に復帰しても、変わらず応援したい」と語っていた。
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