ウッドメモリアルS、
ノービズライクショービズが人気に応える
米・アケダクト競馬場で行われたウッドメモリアルS(3歳、米G1・ダート9f)は、C.ヴェラスケス騎手騎乗の1番人気
ノービズライクショービズ Nobiz Like Shobiz(牡3、米・B.タッグ厩舎)が途中からハナを奪うと、4番人気サイトシーイング Sightseeingの追撃を1/2馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分49秒46(良)。さらに3.1/4馬身差の3着に2番人気エニーギブンサタデー Any Given Saturdayが入った。
勝った
ノービズライクショービズは、父Albert the Great、母Nightstorm(その父Storm Cat)という血統の米国産馬。昨年9月のメイドン(ダート8f)を10.3/4馬身差で圧勝後、シャンペンS(米G1)で2着に入り、レムスンS(米G2・ダート9f)、ホーリーブルS(米G3・ダート8f)を連勝。前走のファウンテンオブユースS(米G2)は3着に敗れていた。今回がG1初勝利。通算成績6戦4勝(重賞3勝)。
サンタアニタダービー、
ジャコモの半弟
ティアゴが優勝
米・サンタアニタパーク競馬場で行われたサンタアニタダービー(3歳、米G1・ダート9f)は、後方を追走したM.スミス騎手騎乗の9番人気
ティアゴ Tiago(牡3、米・J.シレフズ厩舎)が、先に抜け出した3番人気キングオブザロキシー King of the Roxyをゴール前で内から捕らえ、1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分49秒51(良)。さらに2.3/4馬身差の3着に1番人気サムピー Sam P.が入った。
勝った
ティアゴは父Pleasant Tap、母Set Them Free(その父Stop the Music)という血統の米国産馬。半兄に05年ケンタッキーダービー(米G1)を制した
ジャコモ Giacomo(父Holy Bull)がいる。
昨年12月にデビューし、2戦目を2位入線ながら1着馬の失格により繰り上がりで勝利。3戦目となった前走のロバート・B・ルイスS(米G2・ダート8.5f)は7着だった。通算成績4戦2勝(重賞1勝)。
アシュランドS、
クリスマスキッドが初G1
現地時間7日、米・キーンランド競馬場で行われたアシュランドS(3歳牝、米G1・ダート8.5f)は、R.ダグラス騎手騎乗の5番人気
クリスマスキッド(牝3、米・J.ジャーケンズ厩舎)が、4番手の内追走から4角で先頭に立つと、1番人気オクテイヴ Octaveの追撃をアタマ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分42秒90(良)。さらに3/4馬身差の3着に6番人気ドーンアフタードーン Dawn After Dawnが入った。
勝った
クリスマスキッドは父Lemon Drop Kid、母はボウゲイH(米G3)勝ち馬Christmas Gift(その父Green Desert)という血統の米国産馬。従兄にグランドスラム Grand Slam(シャンペンS-米G1、フューチュリティS-米G1)がいる。
昨年8月にデビューし、2戦目(芝6f)で初勝利。今年2月のダヴォナデイルS(米G2・ダート8f)で2着に4馬身差をつけ初重賞制覇を果たし、続く前走のボニーミスS(米G2)は2着に敗れていた。今回がG1初挑戦だった。通算成績7戦4勝(重賞2勝)。
カーターH、シルヴァーワゴンがG1・2勝目
現地時間7日、米・アケダクト競馬場で行われたカーターH(3歳上、米G1・ダート7f)は、J.カステリャーノ騎手騎乗の3番人気シルヴァーワゴン Silver Wagon(牡6、米・R.デュトロウ厩舎)が、後方2番手から直線で大外を伸び、4番人気ディアボリカル Diabolicalに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分21秒46(良)。さらに3/4馬身差の3着に5番人気アーデイ Ah Dayが入った。1番人気のキードエントリー Keyed Entryはブービーの5着。
勝ったシルヴァーワゴンは父Wagon Limit、母So Ritzy(その父Darn That Alarm)という血統の米国産馬。03年オカラセールにて12万ドルで落札されていた。
2歳時の03年、ホープフルS(米G1・ダート7f)で重賞初制覇を果たし、米クラシック戦線の有力馬として注目されていたが、04年2月に両前膝の骨折のため休養入り。復帰後は06年スポートページH(米G3・ダート7f)、前走のジェネラルジョージBCH(米G2・ダート7f)を制していた。通算成績24戦7勝(重賞4勝)。
アップルブロッサムH、アーマインが差し切り
現地時間7日、米・オークローンパーク競馬場で行われたアップルブロッサムH(4歳上牝、米G1・ダート8.5f)は、E.カストロ騎手騎乗の2番人気アーマイン Ermine(牝4、米・R.ワーナー厩舎)が後方追走から直線では馬場の真ん中を豪快に伸び、3番人気テイクドツアー Take D'Tourに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分44秒02(良)。さらに4.1/4馬身差の3着に、昨年のBCディスタフ(米G1)に勝ち、1番人気に推されたラウンドポンド Round Pondが入った。
勝ったアーマインは、父Exchange Rate、母Red Mischief(その父Thirty Six Red)という血統の米国産馬。04年オカラセールにて45000ドルで落札されていた。
昨年、ケンタッキーオークス(米G1)で2着して頭角を現し、11月のフォールズシティH(米G2・ダート9f)で初重賞制覇。今年に入り、サンタマリアH、サンタマルガリータ招待Hと、米G1で2着が続いていた。通算成績13戦5勝(重賞2勝)。