宇多田ヒカル(24)と映像作家の
紀里谷和明氏(39)が離婚に至ったのは、結婚生活に仕事とプライベートが混在したことが大きな原因だったようだ。紀里谷氏が24日発売の月刊誌「GOETHE(ゲーテ)」(幻冬舎)に寄せたエッセーで離婚について記しているもの。「自分が2人のことをここまで発言したのはこれが初めてで、多分これが最後になると思う」と胸中を明かしている。
自分のホームページ以外のメディアで語ることの少ない2人の破局は、さまざまな憶測を呼んだ。宇多田の父でプロデューサーの
宇多田照実氏との確執が離婚の原因とも報道された。2人とも宇多田のプロジェクトにかかわり、時には激しく口論するシーンが目撃されたからだ。しかし、紀里谷氏はまず最初に「そんなことはまったくない」と確執を否定。「最大の理解者であり、ヒカルとの結婚を認めてくれた恩人だった」とした。
クリエーティブ面やビジネスをめぐり義父と主導権争いを演じたといわれた点には「むしろ彼女との仕事から身を引き、1人の夫になりたかった」。普通の夫婦になることを望み「その日が来るまで、彼女と照実氏のためにできることは精いっぱいやろうと思った」とつづっている。
さらに、離婚の経緯については「ギリギリのレベルで仕事をするお互いの性質がそのまま家庭に持ち込まれ、その状況下で彼女は
宇多田ヒカルと宇多田光の切り替えができずに苦しんでいるようだった。次第にお互いの距離がうまくとれなくなった。自分が頑張りすぎたような気がする。彼女との仕事も含め、純度を高めすぎてしまったのかもしれない」と説明している。
宇多田は音楽の創作活動。紀里谷氏は映画など映像製作や宇多田のビジュアル面の創作活動に、それぞれ過剰なまでにストイックに向き合った。その結果、家庭でも肩の力を抜いて向き合える関係を築くことができず、結果的に離婚を選択したようだ。
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