京都競馬場で行われた京都新聞杯(3歳、GII・芝2200m)は、
岩田康誠騎手騎乗の2番人気
タスカータソルテ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が中団追走から外に持ち出すと、内で粘る8番人気
ローズプレステージを1/2馬身差交わし優勝した。勝ちタイムは2分13秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着に9番人気サンライズベガが入り、1番人気フェザーケープは5着に終わった。
勝った
タスカータソルテは父ジャングルポケット、母はJRA4勝のブリリアントカット(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に府中牝馬S(GIII)2着のジェミードレス(父トニービン)がいる。
昨年8月、札幌での新馬戦は10着と大敗したが、12月17日の未勝利戦(中京・芝2000m)でレコード勝ちし、続く福寿草特別(500万下、京都・芝2000m)も4馬身差圧勝。しかし、続く弥生賞(GII)7着、毎日杯(GIII)8着と、重賞では2戦続けて敗れており、3度目の挑戦で初重賞制覇となった。通算成績6戦3勝。
鞍上の
岩田康誠騎手は今年のアンタレスS(GIII、ワイルドワンダー)に続くJRA重賞制覇で今年4勝目(全て京都競馬場)、通算9勝目。管理する藤原英昭調教師は01年テンザンセイザ、06年トーホウアランに続くこのレース2年連続の3勝目。JRA重賞は昨年の中日新聞杯(GIII、トーホウアラン)以来の通算11勝目。
なお、ジャングルポケット産駒としてはフサイチホウオー(共同通信杯-GIIIなど重賞3勝)、トーセンキャプテン(アーリントンC-GIII)に続く3頭目の重賞勝ち馬となる。
京都新聞杯全着順
1
タスカータソルテ 2:13.5
2
ローズプレステージ 1/2
3 サンライズベガ 1/2
4 クレスコワールド 1/2
5 フェザーケープ クビ
6 バンブーソクラテス 2
7 マンハッタンスカイ 1.1/4
8 スズカコーズウェイ クビ
9 マイネルキーロフ 3/4
10 フェルヴィード 3/4
11 ウィルビーキング 1.3/4
12 ベイリングボーイ 1/2
13 ヤマカツティガー 4
14 アグネスマクシマム 3
15 スマートトリック 大差
1着
タスカータソルテ 岩田康誠騎手
「内枠でリズム良く走っていた。前を見ながら行って、4コーナーでも上手く前が開いてくれた。追い出してから少しモタつくようなところがあるけど、今日はスンナリと反応してくれたね」
3着 サンライズベガ 鮫島良太騎手
「フワフワして走っているし、道中は馬っ気を出したり、鳴いたりしながら、若さを出していた。それでいてこれだけの競馬。今後が楽しみ」
5着 フェザーケープ
武豊騎手
「動きたくないところで早めに外から来られたのがきつかったね。でも、いい競馬は出来ていたよ」
8着 スズカコーズウェイ
安藤勝己騎手
「タメが効いていたのに、伸びなかった。距離なのかな」
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