東大大学院教授の
痴漢逮捕にはブッたまげた。JR山手線の車内で女性(20)の尻をスカートの上から触ったのは、東大大学院教授の蟻川恒正(42)。
蟻川は東大を卒業後、東北大教授を経て、06年に母校の教壇に戻ってきた超エリートだ。専攻は憲法で、学会のホープとして法律誌にジャンジャン論文を発表してきた。「好みのタイプなのでやった」と供述。すでに釈放されているが、それにしても、最近の
痴漢事件の多さには驚いてしまう。
15日は蟻川のほか、同じ女性(20)に繰り返し
痴漢していた東京国税局職員(43)や、女装して女子大生(25)のスカートの中に手を入れた無職男(51)の犯行が発覚。今月だけでも、国交省職員(28)、広島の中学教師(49)、警視庁警視(56)などの
痴漢報道が相次いでいる。
痴漢事件が増えているのはなぜなのか。
「まず、若い女性の間で
痴漢を絶対に許さないという意識が定着したのが大きい。ひと昔前は、被害に遭っても泣き寝入りしてしまう女性も多かった。ところが、最近は電車内で痴漢されたら、駅への到着を待ち、躊躇(ちゅうちょ)せず駅員に痴漢を突き出す女性が増えています」(警察関係者)
しかし、痴漢の被害件数は横ばいだ。
「これだけ痴漢報道が頻発するのは、社会的地位のある男性の痴漢行為が多いのです。特に最近は公務員が目立つ。フツー服の上から触るくらいであれば広報しない。でも最近は公務員への風当たりが強いものだから、警察関係者も『そういや、この間……』と、ついつい記者に漏らしてしまうのです」(捜査事情通)
ヒマさえあれば、教職者や公務員が捕まっているのは、こんな事情があるわけだ。
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