吉沢明歩といえば、2003年のデビュー以来、トップクラスの人気を常にキープしている超売れっ子
AV女優。美形な上に演技派指向で、TVドラマ『嬢王』(テレビ東京系)や数多くのオリジナルビデオに出演している。9月27日(土)公開の『窓辺のほんきーとんく』では、ついに一般映画でのヒロインを務めたのだ。
そんな彼女の生コメントをもらおうと、インタビュー室で待つこと15分。「ごめんなさい。道が混んでて......」とドアを小さく開けた間から、ちょこんと顔を出して謝る明歩嬢。うわ、かわいいじゃないか。伸びる鼻の下を隠すこともできずにインタビューを開始。今回はどういう経緯で一般映画の初ヒロインに?
『岸辺のほんきーとんく』/©2008アムモ「5月に公開された『新スパイガール大作戦』という映画に敵役で出演したんですが、それを観たプロデューサーさんが今回の脚本を読ませてくれたんです。私が演じた眞名水(まなみ)は実家に自分の居場所がなくて、たまたま自主映画のオーディションを受けたら
女優に選ばれた女の子。助監督の晃(辻岡正人)と付き合うようになるんですが、撮影で他の男優と"本番"をすることが決まり、一体どうする? って内容なんです。自分自身の実体験と重なる部分があったので、『ぜひ、私に!』とお願いしました」
お、"実体験と重なる"とは気になる発言ですね。
「以前、好きな男性がいたんですが、仕事とはいえ
AVで他の男優に抱かれるということに悩んだ時期があったんです。でも、
AVはファンのためのものだから、自分が悩んでいる表情を見せちゃいけないわけですよね。それで、今回の映画なら自分の抱えていた複雑な想いを演技として表現することができるんじゃないかなって」
劇中では恋人の晃が見ている前で、眞名水は男優といざ"本番"に。さらにその男優が緊張のあまりNGとなり、カメラマン(ホリケン。)に美味しい役が回ってくる。明歩嬢の生乳を揉むホリケン。が、役とはいえ憎らしい。明歩嬢の苦悶する表情は超リアルなのだ。
「あはは、あくまでもお芝居なので、ホリケン。さんが嫌いってわけじゃないです(笑)。たまに
AVの世界では男優が足りなくなって、男性スタッフが代役に駆り出されたなんて話を聞きますね。でも、『
AV女優だから、男なら誰でもいいんだろう』というのは大間違いですよ。やっぱり、事前に決まった男優と"疑似恋愛"することで初めて肌を見せることができるんです。私のアダルト作品では、男優のドタキャンは絶対にありえません!」
う~む、
AVの仕事に対する確固たるプロ意識が感じられるではないか。一般作品の仕事が増えて、寂しがる
AVファンもいるんじゃない?
「
女優になることが昔からの夢だったので、『夢が叶ってよかったね』と喜んでくれるファンが多いんですよ。でも、もちろん『AVに出ている
吉沢明歩が好き』というファンもいますよね。TVドラマや映画にいろいろ挑戦していきたいと思っていますが、今の
吉沢明歩がいるのはAVあってのこと。
女優業とAV、どちらの仕事も大切にしたいです」
百点満点の優等生コメントですな。AVデビュー作『天使の蕾』で、【尊敬する人:森光子】と答えているのは覚えている?
「あ、はい! 森光子さんは年齢を重ねることで、ますますかわいくなってますよね。新幹線で同じ車両になったことがあるんですが、森さんの周囲だけ"ほんわかオーラ"が漂っていて素敵でした。森さんみたいに、いつまでもチャーミングでセクシーな
女優になることが、今でも私の目標なんですよ」
紫綬褒章
女優・森光子は現在88歳。明歩嬢もギネス級のセクシー女優を目指してほしいぞ。
http://www.cyzo.com/2008/09/post_928.html