●ぜいたく言っていられない!
巨人のエースが大リーグから引っ張りダコ、壮絶な争奪戦が繰り広げられているという印象すら受ける。
FAで大リーグ入りを目指す
上原の代理人が米大手のSFX社になることが決定。スポーツ紙は「
上原に最強代理人」「オリオールズ名乗り
上原取り」と大騒ぎだ。
上原がこのオフ、大リーグに移籍する日本人選手の「目玉」なのは間違いない。本人に希望なり意中の球団があるのも事実だろう。
上原は当初、「平均年俸10億円」近い条件での移籍を視野に入れていたそうだ。「西海岸のチーム」でのプレーを望んでいるともいわれた。下半身に故障を抱え、できれば気候の温暖な西海岸で投げたいと考えていたようだ。「日本人のいない球団で投げたい」という希望もあったといわれている。
だが、さる代理人関係者によれば「いまの
上原に年平均10億円の価値はない」とか。「単年で4億~5億円、2年契約なら総額7億~8億円。3年以上の複数年契約は考えられない」そうだ。
「上原は旬を過ぎた投手というのが大リーグの一致した見方。上原自身も西海岸がいいとか、日本人のいない球団がいいなどとぜいたくは言っていられない現状に気付いたのではないか」と、
メジャー担当記者が引き取ってこう続ける。
「上原は代理人関係者を通じて、自分を値踏みしていた。その結果、とてもじゃないが年10億円は無理だと分かった。自信があれば、行きたい球団を絞り込み、その球団に強い代理人と契約しているはずです。実際、特定球団に強い代理人は存在しますからね。ところが上原が契約したのは、30球団にパイプを持つSFX社。極端な話、どこでも構わないから自分を最大限、評価してくれるところに行くつもりなのでしょう」
例えばカネは腐るほどあるが先発が足りないヤンキースが、上原には目もくれない。
巨人と業務提携を結び、つながりも深いはずだが、上原獲得のウワサすらない。その事実が何より上原の大リーグでの評価を物語っている。上原は「最強代理人」にしがみつかなければならないのが現状なのだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3901437/