盛岡競馬場で行われた第20回ダービーグランプリ(3歳GI・ダート2000m)は、単勝1.0倍の1番人気に推されたカネヒキリ(武豊騎手)が2着のサンライズバッカスに2馬身半の差をつけ快勝、断然の支持に応えGI2連勝を飾った。勝ちタイム2分3秒8。
スタート後、1コーナーでは4番人気アグネスジェダイが先手を奪ったものの、その後5番人気コンゴウリキシオーが中団から一気に進出し先頭へ。3番手には3番人気ドンクールがつけ、カネヒキリは4番手、2番人気サンライズバッカスは中団のインコースで3コーナーを迎えた。4コーナーで一旦はドンクールが先頭に立ったが、直線入口でカネヒキリが外めから並びかけると、そのまま一気に後続を突き放す。直線ではさらに外を回ったサンライズバッカスが食い下がったものの、カネヒキリはセーフティーリードを保ったままゴールに飛び込んだ。以下は3着ドンクール、4着コンゴウリキシオー、5着アグネスジェダイの順で入線。地方勢は8番人気エッチケイタイガーの6着が最高だった。
カネヒキリは栗東・角居勝彦厩舎の3歳牡馬で、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(母の父Deputy Minister)。通算成績は9戦6勝となった。
1着 カネヒキリ(武豊騎手)
「いい感じでレースを進められ、4コーナーでの手応えも抜群、強いなと思いました。センスのある馬ですから、ゲートを出た感じで対応できますから心配はありませんでしたが、唯一、盛岡の深い砂がどうかなとは思いましたが、心配無かったですね。今日は今までで一番強い競馬が出来たと思います。これからは、今までと対戦相手も違ってきますが、古馬を倒していきたいですね」
(角居調教師)
「2週間前である程度仕上がってましたし、直前の調教で遅れたのは最後に流したためで全く気にしていませんでした。オッズを見るとファンはそのへんは十分承知してくれていたと思いますけどね。これから古馬と対戦していくことになりますが、まだ体質的に弱い所があるのでその辺が課題でしょうね。ただ武騎手も以前より反応が良くなってきていると言ってましたしね、だんだん解消されては来ていると思います。あとは全体に幅が出てもっと迫力が出てこればと思います。この秋はジャパンカップダートを最大目標にしていますが、その前にステップを使うのか、使うとするとどのレースを使うのかは今後馬の状態と相談することになるでしょう」
あまりマスコミでも取り上げられてませんが実はダート3冠っていうのはあるんですよ。
ユニコーンステークス(GIII)
ジャパンダートダービー(統一GI)
ダービーグランプリ(統一GI)
この3つを制すれば3歳ダート3冠って言われるみたいです。
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