北京五輪出場の各選手の試合後のひと言をあつめた。
うれしさ、くやしさがあふれたとても感情のこもった、当人しかでない、
コメントになっている。
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冨田洋之(体操)「充実した幸せな
五輪だった。団体で6人全員表彰台に上がれたことが最も印象に残った。幸せな時間と空間の中にいられたという思いだ。指導者に進んだときにこの経験をいかしたい」
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内村航平(体操)「味わったことのない試合の雰囲気がよかった。楽しい大会だった。ロンドン
五輪では金メダルを取るために、もっと力をつけていきたい」
◆吉田沙保里(レスリング)「2連覇を達成できて本当にホッとしている。決勝でフォール勝ちしたことがとても印象に残っている。この大会で知り合い、苦労をともにした他競技の人たちを生涯の友人としていきたい」
◆三宅宏実(重量挙げ)「
五輪という舞台で力を発揮することの難しさを痛感した。あっという間に終わってしまい、悔しさだけが残った。中国の人たちの温かさを感じる大会だった」
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太田雄貴(フェンシング)「非常に満足している。フルーレ決勝の舞台に立てたことが最も印象に残っている。わたしたちの活躍がフェンシングの普及につながればいい」
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上野由岐子(ソフトボール)「今までにないプレッシャーを感じた大会なので、競技が終わってホッとしている。夢を達成したという感慨にひたっているところだ」
◆西山麗(ソフトボール)「やり切ったという感じで、力が抜けた。金メダルを取れたのはもちろんのこと、日本から多くの皆さんに応援に来ていただき、アウェーの感じがなく試合ができた」
◆早川浪(アーチェリー)「
五輪出場が決まっていろんなことがあったが、それらが頭の中で早回しで映画のハイライトのように流れた。母国である韓国の選手とベスト4入りをかけて対戦できたことが印象に残っている」
◆朝原宣治(陸上)「最後に最高の成績を出せてうれしい。陸上競技で培った経験を違う分野にも応用できるようにしたいし、伝えていきたい」
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池田久美子(陸上)「
北京五輪までを競技人生の一つの区切りとし、ここから再スタートを切るつもり。競技に打ち込んでいきたい」
◆井出樹里(トライアスロン)「今回の5位という結果には満足していない。あんなにも多くの人の思いと力に包まれて走れたことは本当にありがたく、また幸せだった」
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福原愛(卓球)「練習でやってきたものをすべて出せたので、今はすっきりした気持ち。2度の出場経験を生かし、
五輪を目指す選手へ伝えていきたい。今後どうしていくかはまだ決めていない」
◆千葉香織(ホッケー)「4年間必死に頑張ってきたが、満足のいく結果を残せずに終わってしまったことで、心の中に大きな穴が開いた感じ。次の世代の選手につなげていきたい」
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栗原恵(バレーボール)「このままでは終われない。今大会で感じた悔しさを忘れず、今後のバレー人生にいかしたい。他競技の観戦から得たことも多かった」
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080825/oth0808250913009-n1.htm