日本
フェンシング協会は30日、都内で常務理事会を開き、
北京五輪男子個人フルーレで日本史上初の銀メダルを獲得した“ニート剣士”
太田雄貴(22)=京都ク=の就職先について、「3か条」を提示した。4年後の2012年
ロンドン五輪での金メダル獲得に向けて、引き続き東京を練習拠点にすることなどを協議した。同協会には約10件の企業からのオファーが届いており、イケメン剣士の争奪戦は最高潮を迎えている。
午後2時から始まった理事会が終了したのは午後7時。議題は
北京五輪の成果から、4年後の
ロンドン五輪への強化計画。日本に史上初の銀メダルをもたらした、太田の就職先にまで及んだ。
太田は3月に同大を卒業したが、就職せずに競技に専念。今後の就職先については太田と協会側が話し合って決めていく方向だが、日本協会にはスポーツメーカーなど様々な企業から10件近いオファーが届いている。正社員としての雇用を申し出る社もあれば、契約を希望するマネジメント事務所のラブコールも。太田のルックスに目をつけた芸能事務所からも間接的に話があるというが、4年後の
ロンドン五輪で金メダルを獲得するための環境が重要視される。
日本協会は、
北京五輪500日前から有力選手を都内のアパートに住まわせて強化合宿を敢行。今後も、東京・西が丘の国立スポーツ科学センターを拠点に強化を進める意向だ。そのため、太田の就職先については「東京が拠点であること」を条件に挙げ、一貫指導ができるよう「指導者も一緒の“丸抱え”雇用」を希望。さらに、太田が「
フェンシングを終えても大成したい」と考えていることから「引退後の身分保障」も重要とし、これらを“就職”の「3か条」として掲げ、受け入れ先を探すつもりだ。
日本協会の張西厚志専務理事は太田の就職について「早く安定した方がいい。様々な話をまずは整理したい」と絞り込んでいく意向。そのうえで「最終的には本人の判断に委ねたい。すべての企業と会って話を聞くのもいいのではないか」と“直接面談”も勧めた。太田の報奨金についても協議され、「貧乏団体ですが、JOCの(銀メダルに出す)200万円以上は用意したい」と張西理事。ニート剣士を巡るフィーバーは、まだ続きそうだ。
◆報奨金200万円以上 ○…日本協会はこの日の理事会で、太田らを指導したオレグ氏、女子フルーレ個人で日本人初の7位入賞を果たした菅原智恵子(31)=宮城ク=にも報奨金を贈る方針を固めた。太田の200万円以上の報奨金も含めると大きな出費になるが、「手持ちはなくとも何とか出したい」とスポンサーなどから資金をかき集めて捻出(ねんしゅつ)するつもりだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3800626/↑
フェンシングといえば「ギャン」だな