兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で行われている国内男子ツアー第20戦「マイナビABCチャンピオンシップ」の最終日、首位と3打差の3位からスタートした
石川遼が、4バーディ1ボギーの「69」で回って通算9アンダーとし、深堀圭一郎を1打抑えて、プロ転向後初のツアー
優勝を達成した。17歳1ヶ月15日での
優勝は、プロとしての史上最年少
優勝記録も更新した。
12,937人という大ギャラリーが詰め掛けた最終日、80cmのウィニングパットを沈めた石川は大きなガッツポーズと雄叫びをあげ、満場の喝采を浴びた。直後の
優勝インタビューでは、感極まった石川は大粒の涙を堪えることが出来なかった。
1打差の2位は深堀。3位には広田悟が続いた。石川は、この
優勝で今季獲得賞金を7,213万円とし、賞金ランキングは6位に浮上。今季最終戦の「
日本シリーズJTカップ」の出場権も獲得した。
石川遼「ゴルフをやっていて、本当に良かったなと思います。今、僕がなんでこんなに素晴らしい状況でゴルフをやれているのか考えて、ここにいる方達(マスコミ)もそうですが、家族であったり、ツアープロとしてやるには、ゴルフをやる人間だけじゃ成り立たなくて、主催者や、ゴルフ場の皆さんや、ここにいる人達全員が揃って、そこでゴルフをやる人間が始めて出てくる。
優勝して、そういう人たちの大切さ、ありがたみを改めて感じました。いつもは感じなかったことを、
優勝して分かりました。
優勝して、辛かった時こそ頑張っていたなと思いました。辛いときも投げ捨てないで、あきらめないで頑張れば、こういうこともあるんだなと。僕はまだ辛い思いを全然していない方だと思うので、ここからポンポン行くとは思わないし、上手くなる為にはもっと辛い事もあると思うので、その時にどれだけ周りの人と一緒に頑張っていくかが、上手くなるために必要だと思います。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000002-gdo-golf