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【天皇賞と菊花賞】鮮明化した競馬の現在 

中6日の間隔で伝統の大レースが行われる10月後半は、ダービー前後と並ぶ中央競馬のハイシーズンのはずだった。かつては天皇賞・秋の1週後、11月第1週に菊花賞が行われていたが、1996年の番組改編で現在の順序に入れ替わって以来、両者の地位は劇的に変わった。世界的な長距離戦の衰退傾向を映した菊花賞の地盤沈下である。10月26日の京都と、11月2日の東京で展開されたシーンは、この流れが不可逆的で、現状のまま2つのレースが金看板を背負い続けるのは無理であることをまざまざと示した。凡戦の6日後の歴史的名勝負は、現在の競馬に働く力学がもたらした必然であった。





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【天皇賞・秋】ウオッカ、2センチ差の激戦制す! 武豊「感謝の言葉しかない」=

女傑ライバル決戦、ウオッカが2センチ差劇勝! 現役最強馬を決めるJRA秋競馬の大一番、第138回GI天皇賞・秋が2日、東京競馬場2000メートル芝で開催され、武豊騎乗の1番人気ウオッカ(牝4=角居厩舎)が優勝した。安藤勝己が騎乗する同い年のライバル馬ダイワスカーレット(牝4=松田国厩舎)と壮絶な叩き合いの末、約2センチ退ける激戦V。これでウオッカはGI4勝目、牡牝混合GIは日本ダービー、安田記念に続く3勝目となり、1984年のグレード制導入以降、牝馬による牡牝混合GI3勝は初めての快挙となった。また、ダービー牝馬による天皇賞・秋制覇は1938年のヒサトモ以来70年ぶり。さらに勝ちタイム1分57秒2は、1999年スペシャルウィークがマークした1分58秒0を0秒8上回るレースレコードと、まさしく記録尽くめの優勝となった。

 

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【天皇賞・秋】歴史的一戦はウオッカに軍配

2日、東京競馬場で行われた第138回天皇賞・秋(3歳上、GI・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の1番人気ウオッカ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が、中団追走から直線で徐々に加速すると、懸命に逃げ粘る2番人気ダイワスカーレットと並んでゴールイン。長い写真判定の結果、ハナ差でウオッカに軍配が上がった。勝ちタイムは1分57秒2(良)のコースレコード。さらにクビ差の3着には3番人気ディープスカイが入った。


 

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ドバイデューティフリー、ウオッカ・オーラは惜敗 【動画】

現地時間29日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われたアジアマイルチャレンジ(AMC)第2戦・ドバイデューティフリー(北半球産4歳上・南半球産3歳上、首G1・芝1777m、1着賞金300万米ドル)は、A.マーカス騎手騎乗のジェイペグ Jay Peg(牡4、南ア・H.ブラウン厩舎)がスタートから先手を取ると、直線では馬群に飲み込まれかけたが、二の脚を伸ばしてダージナ Darjina(仏)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒20(良)のトラックレコード。さらにハナ差の3着にアーキペンコ Archipenko(南ア)が入った。

 日本のウオッカは好位の外を追走し、直線では一旦先頭に立ったが、3着から1.1/4馬身差の4着に敗れた。アドマイヤオーラは後方追走から伸びを欠き9着。

 勝ったジェイペグは、父Camden Park(父A.P.Indy)、母Laptop Lady(その父Al Mufti)という血統の南アフリカ産馬。昨年のケープダービー(南アG1)、ケープギニー(南アG1)勝ち馬で、前哨戦のジェベルハッタ(ナドアルシバ・芝1777m)はロードアドミラル Lord Admiralの2着に敗れていた。通算成績17戦9勝。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=27225&category=C

4着 ウオッカ  (角居勝彦調教師のコメント)
「最後、もう一度追い上げて、力の要る馬場ながら、ここまでくることができました。世界の牡馬を相手にここまでやれました」



武豊騎手のコメント)
「惜しかった。前でレースをしたかったので、良いポジションが取れたけれども、馬が力んで掛かり気味になってしまった。最後に勝ち馬を一旦交わしたときは、勝ったと思った。馬の状態が本当に良かったので悔しい。また乗るチャンスがあれば、次こそはという気持ちです」



9着 アドマイヤオーラ (安藤勝己騎手のコメント)
「最後、伸びているけれど、少し苦しい位置取りでした。ドバイの芝は問題なかったが、とにかく位置取りが…。狭いところに閉じ込められる形となったので、苦しかった」





http://keiba.radionikkei.jp/news/20080329K50.html

ドバイDF、全着順

01 ジェイペグ Jay Peg 1:46.20
02 ダージナ Darjina 1/2
03 アーキペンコ Archipenko ハナ
04 ウオッカ 1.1/4
05 フィンスケールビオ Finsceal Beo 1/2
06 シーチェンジ Seachange ハナ
07 フローラルペガサス Floral Pegasus 1/4
08 クレカドール Creachadoir 1/2
09 アドマイヤオーラ 1/2
10 ロードアドミラル Lord Admiral 1/2
11 ニコネロ Niconero 1.1/4
12 リトゥラト Literato 3/4
13 ブリッシュラック Bullish Luck 1/2
14 リンガリ Linngari 短頭
15 マジェスティックロワ Majestic Roi 3.1/4
16 ノーショナル Notional 19

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=27228&category=C





動画見つけた

【宝塚記念】アドマイヤムーンが国内GI初制覇

24日、阪神競馬場で行われた宝塚記念(3歳上、GI・芝2200m)は、中団後方を追走した岩田康誠騎手騎乗の3番人気アドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博資厩舎)が、直線で先に抜け出した2番人気メイショウサムソンとの競り合いを1/2馬身差制して優勝した。勝ちタイムは2分12秒4(稍重)。さらに2馬身差の3着には4番人気ポップロックが入り、1番人気のウオッカは8着に敗れた。

 勝ったアドマイヤムーンは、父エンドスウィープ、母マイケイティーズ(その父サンデーサイレンス)という血統。05年7月の函館でのデビューから3連勝で札幌2歳S(GIII)を制覇。昨年は共同通信杯(GIII)、弥生賞(GII)を連勝し、春のクラシックでは苦戦が続いたが、古馬との初対戦となった札幌記念(GII)を快勝。天皇賞・秋(GI)でも3着に入ると、続く香港C(香G1)ではプライド Prideにゴール前急襲して接戦の2着に入った。今年は京都記念(GII)とドバイデューティーフリー(首G1)を連勝。前走のクイーンエリザベス2世C(香G1)は3着に敗れたものの、今回の勝利で国内GI初制覇を飾った。通算成績15戦9勝(うち海外3戦1勝、重賞7勝)。


■宝塚記念全着順\r
1 アドマイヤムーン 2:12.4
2 メイショウサムソン 1/2
3 ポップロック 2
4 アドマイヤフジ クビ
5 ファストタテヤマ 1/2
6 カワカミプリンセス 1.1/2
7 インティライミ 1/2
8 ウオッカ 4
9 トウカイトリック 2
10 マキハタサイボーグ 5
11 コスモバルク クビ
12 ダイワメジャー 3.1/2
13 スウィフトカレント 1/2
14 シャドウゲイト 1/2
15 アサクサキングス 8
16 マイソールサウンド 1.1/2
17 アドマイヤメイン 4
18 ローエングリン 大差




1着 アドマイヤムーン 岩田康誠騎手\r
「これだけの強いメンバー相手に勝てたのが嬉しい。道中馬の行くままに流れに乗りました。そして直線切れるので、馬の力を信じて乗りました。早く抜け出すとレースを止めるので、最後まで懸命に追いました。瞬発力はこの馬すごいと思います」

2着 メイショウサムソン 石橋守騎手\r
「結果的に早く仕掛けることになったかもしれませんが、前の馬を射程圏に入れて動きました。相手が強かったですね。馬場はもう少し乾いてほしかったです」


高橋成忠調教師
「そんなに完敗とは思えません。いい競馬をしてくれたと思います。道中ずっとマークされていた。展開的にしんどかったですね。自分から動かざるおえなかったのも辛かったです。今度対戦する時はぜひ逆転したい。これから先の事は今は分かりませんが、完敗ではないので前向きに考えてゆきたいと思います」

3着 ポップロック 武豊騎手\r
「調子が良かったので狙っていましたが、上位2頭が強かったです」

4着アドマイヤフジ(福永祐一騎手)
 勝負どころでは豊さん(ポップロック)より手応えが良くて、3着はあると思ったんだが…。

8着 ウオッカ 四位洋文騎手\r
「スタートして馬の後ろに入れようとしたが、馬場が悪いのでみんな外に回って、うまく形を作れませんでした。道中前に馬を置ける形もあったのですが、それもすぐ入れ変わったりして、引っかかりました。スムーズな競馬ができなかったです。4コーナーではもう手応えがなかったです。51キロで期待したけれど、甘くなかったですね」


12着ダイワメジャー(安藤勝己騎手)
 返し馬から行きっぷりが悪くて。こういう馬場が嫌なのか、ずっとハミに頼って推進力を欠いた。




宝塚記念アラカルト
岩田康誠騎手\r
 宝塚記念初勝利。JRA・GIは04年菊花賞(デルタブルース)以来の通算2勝目で、昨年のJRA移籍後、21回目の騎乗での初制覇となった。JRA重賞は京都新聞杯(GII、タスカータソルテ)に続く今年5勝目で通算10勝目。

●松田博資調教師
 宝塚記念初勝利。JRA・GIは04年ジャパンCダート(タイムパラドックス)以来の通算8勝目。JRA重賞は今年の弥生賞(GII、アドマイヤオーラ)に続く今年4勝目で通算39勝目。古馬の芝GIは初制覇となる。

●エンドスウィープ産駒\r
 05年スイープトウショウに続きこのレース2勝目。JRA・GI馬はスイープトウショウ(他にエリザベス女王杯、秋華賞)、ラインクラフト(桜花賞、NHKマイルC)に続く3頭目(6勝目)。他にサウスヴィグラス(JBCスプリント-交流GI)がいる。


●馬主・近藤利一氏\r
 宝塚記念初勝利。JRA・GIは05年高松宮記念(アドマイヤマックス)以来の通算9勝目。

●生産者・ノーザンファーム\r
 昨年のディープインパクトに続く宝塚記念2連覇。JRA・GIは皐月賞(ヴィクトリー)に続き今年2勝目。

●関西馬の勝利\r
 00年のテイエムオペラオー以来8年連続。

●4歳馬の勝利\r
 05年スイープトウショウ、06年ディープインパクトに続き3年連続。過去10年で8勝と最も多い。


ソース:ラジオnikkei
netkeiba.com

【動画あり】新馬戦!ポルトフィーノが期待に応えてV

阪神5Rの2歳新馬(芝1600m)は、1番人気ポルトフィーノ武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分36秒5。5馬身差の2着に4番人気マイサイドキックが、ハナ差の3着に3番人気サマーファインデイがそれぞれ入線。

ポルトフィーノは栗東・角居勝彦厩舎の2歳牝馬で、父クロフネ、母エアグルーヴ(母の父トニービン)。半姉に03年、04年のエリザベス女王杯(GI)を連覇したアドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)がいる。

レース後のコメント
1着 ポルトフィーノ 武豊騎手
「ゲートが速いと聞いていました。他より速く出ましたし、クロフネの仔なので窮屈なレースをさせたくないと思い、抑えずに行きました。気性も素直だし、今日は何もせずに乗っていただけです。母も姉も強い馬でしたが、フットワークの大きいところは似ていますね。まだキョロキョロしていたように、まだ子供っぽいところはあります。今のところ気性は素直なので、今後も順調に行って欲しいです。楽しみです。角居先生には、『ウオッカの様に育てて下さい』と伝えておきましたよ(笑)」

2着 マイサイドキック 和田竜二騎手
「スタートしてすぐに外に逃げてしまいました。そこでだいぶ離されてしまいましたね。最後まで渋太く頑張ってくれましたが…」

ソース:ラジオNIKKEI






騎手界のパワーシフト【武豊ダービー降板について】

暦の上の区切りのほかに、競馬界では「ダービーから次のダービー」で1年を考える。騎手の成績は暦年で見るのが普通だが、今年はダービーという競馬界独特の区切りで、武豊岩田康誠の“交換トレード”というエポックメーキングな事件が起きた。中央競馬という場を支配していた武豊の威光の陰りは、昨年はまだ兆しの段階だったが、07年が明けるとともに一気に表面化した。5月27日の時点で、勝利数ランク首位の岩田が69勝に対し、武豊は42勝で7位。年明けにこの数字を予想した人が何人いただろう? 数字だけでもインパクト十分なところに、乗り替わりのサプライズが加わり、嫌が上でも騎手界のパワーシフトを印象づける。一方、一部メディアの乗り替わりへの奇妙な反応には、業界の特殊性が垣間見える。


交換トレードの背景
 武豊で皐月賞4着だったアドマイヤオーラと、京都新聞杯を岩田で制したタスカータソルテが、ダービー本番ではそっくり入れ替わる異例の事態は、様々な憶測を呼んだ。筆者がこの情報に最初に触れたのは、ヴィクトリアマイルが行われた5月13日午前の東京競馬場だった。関係者によると、アドマイヤオーラの近藤利一オーナーは、前半でなし崩しに位置取りを下げた皐月賞での武豊の騎乗に不満を感じていたという。しかも、2週後に香港・シャティンで行われた国際G1、クイーンエリザベス2世C(芝2000メートル)で、アドマイヤムーンが3着に敗れたことも、不満を増幅させた。香港でのアドマイヤムーンは10頭立ての10番枠。スタートからすぐに1コーナーに入るシャティンの2000メートルは、外枠が圧倒的に不利だ。アドマイヤムーンは好スタートから先行グループに取りつく勢いだったが、1コーナーでやはり位置取りを下げ、結局はスローペースにはまって、前の2頭から大きく引き離された。


 問題の2頭は栗東・松田博資厩舎。不満を感じていたのは松田博調教師も同じだった。5月13日午後には、同チームのアドマイヤキッスがヴィクトリアマイルに出走予定だった。勝てば展開が変わっていたかも知れないが、ここも7着。翌14日発行の専門誌「競馬ブック」上のダービー登録馬の出馬表で、アドマイヤオーラが「騎手未定」となっていたため、多くの競馬ファンも異変を察知した。15日から武豊はタスカータソルテの調教に騎乗し、翌16日に自身のホームページ(HP)で、タスカータソルテ騎乗を正式発表した。


 HPの更新を受け、各メディアも「武豊降板」を大きく報じた。「降板」と伝えられたが、「(武豊とは)もともと皐月賞までの約束だった。降ろしたわけではない」が松田博調教師の立場という。実際、皐月賞前にもアドマイヤオーラの追い切りに岩田が騎乗する例もあった。松田博調教師と言えば、昨秋に神戸新聞杯をドリームパスポートで勝った自厩舎の高田潤を、菊花賞では横山典弘にスイッチするなど、勝負に対するシビアさは人後に落ちない。むしろ、決断のタイミングを遅らせたのは近藤オーナーの方だったという。騎手側に言い分があるにせよ、乗り方で馬主の不興を買った騎手が交代するのは、世界の競馬では日常茶飯事である。JRAでも、武豊より実績の乏しい騎手なら、さほどの反響を呼ばないだろう。

 
陰謀論とその背景
ところが、ネットや一部雑誌では、陰謀論めいたコメントが飛び交っていた。いわく、「岩田や安藤勝己の騎乗馬の調整役をしている競馬専門誌の取材スタッフが、“武豊包囲網”を敷いている」「武は自分から(アドマイヤオーラの)騎乗を断った」等々。ネット上に流布する根拠不明のコメントを、雑誌が後追いする形で広がる図式である。前者のコメントはある雑誌のネット上の記事だが、因果関係が逆である。武豊は昨年、178勝をあげ、岩田と安藤に50勝以上の差をつけた。今年のようなパワーシフトが、トラック外の要因だけで起こるはずがない。すべては「本人の状態が悪い」ことに端を発する。勝率、連対率、勝ち数と2着数の比率などを見れば、素人でもわかる。日々、賞金を奪い合っている馬主や厩舎人は、勝つ可能性が高まるなら、少々の素行の悪さにも目をつぶる。「包囲網」など、論評に価しない与太話である。

 後者は、02年に覚せい剤使用で有罪判決を受け、JRAから15年の競馬関与停止処分を受けた田原成貴・元調教師である。自身の競馬予想会社のサイトに掲載されているが、これもあきれた話だ。現役の関係者が、厩舎や競馬場への出入り禁止を食っている人物に情報を流して、何のメリットがあろう? 予想会社は馬券購入者の認知的不協和につけ込む存在で、ハッタリはつき物だが、少数でも、この程度の子供だましに引っかかる人がいるのは困ったことだ。

 この種の陰謀論的コメントが幅を利かせる理由も問題だ。メディアの騎乗批判がタブーだからである。皐月賞やシャティンでの乗り方は、全否定するかどうかは別として、疑問の声が出ても不思議はない。だが、メディアが実際に声を上げると、取材拒否で応戦する人が多い。武豊も04年、「週刊競馬ブック」誌のレース短評で、乗り方を批判的に書かれたため、取材拒否で応じ、結局は同誌が謝罪して事態を収拾した。今回のような例で、一部のメディアでも批判的な見解を表明すれば、ファンも認識を共有し、交代を自然に受け止めただろう。競馬界に限らず、取材拒否をちらつかせて批判を封じるやり方は、日本のスポーツ界でよく見る病である。億単位のキャッシュを背負って馬を走らせるプロの騎手や調教師は、結果を出せなければ批判されて当然。批判する側が条理を尽くすべきなのは無論だが、批判を封じるようでは、そもそもプロの資格はない。

競争激化のメリットとリスク
 武豊が一昨年まで、年間200勝の大台を軽々と超えていたのは、本人の実力に加えて、騎手界の構造変化も追い風になっていた。80年代以降、騎手界ではフリー化、国際化、地方との交流、レースと調教の分業化が同時進行した。騎手経験のない調教師が増えた結果、厩舎と騎手の関係はドライになり、地方や外国勢を含めて、少数の好成績組に騎乗が集中する傾向が強まった。こうした中、殺到する依頼をさばくため、馬と騎手の動向を把握している競馬専門紙の取材者の中から、交通整理をする人が現れ始めた。JRAは今年から、彼らを「騎乗依頼仲介者」と位置付け、利用している騎手に自主申告を求めるようになった。現時点での利用状況は、美浦の13人の騎手が6人(うち専業1)、栗東の21騎手が14人(同3)という。こうした形態は、有力騎手1人に代理人1人の米国とも、有力馬主との年間契約騎乗が多い欧州とも違い、トップ騎手に極めて有利だ。最大の受益者が武豊で、数ある有力馬の中から、最後に可能性が高いと見た馬を選ぶ“いいとこ取り”を続けてきた。01年から昨年までのダービー出走馬で、武豊が1度でも乗った頭数は「4→5→5→8→5→8」。かくも多くの他陣営が、戦う前に敵に背中を見せていたに等しいのである。


 言い換えれば、乗せる側に選択肢が乏しかったのだが、安藤勝己に始まる、地方騎手のJRAへの“エクソダス”は、徐々に構造を変えた。岩田は昨年、10カ月で952回乗り、今年は年間1000回をうかがう。昨年、武豊が4年ぶりに200勝の大台を割ったのも、こうした変化を受けたものだが、昨年暮れに香港で武豊が騎乗停止処分を食い、ディープインパクトの有馬記念騎乗と引き換えに、年明けの6日間を棒に振ったことで、伏流水が一気に噴出した。思えば02年、武豊は2月末の落馬事故で重傷を負い、皐月賞に乗れなかったが、タニノギムレットの陣営はダービーで武豊のポストを開けて待った。一見、美しい話だが、選択肢が少なかったのだ。状況は変わった。現在の体制は「実力の切れ目が縁の切れ目」。非常にシビアで、武豊の時代を後押しした環境が、今度は武その人に牙をむき始めた。千両役者が、いかにこの苦境を脱するかは実に興味深い。




波乱のダービーの後で
 ダービーでは、武豊も岩田も主役の座を占められなかった。タニノギムレット産駒のウオッカが牝馬として64年ぶりの優勝という偉業を達成。優勝騎手の四位洋文は、02年の皐月賞でタニノギムレットに乗って3着に敗れた因縁もある。敗れたとは言え、岩田は正攻法で3着。今後につながる負け方と言えるだろう。武豊はダービーでは11着に沈んだが、最終レースに組まれた目黒記念では、ウオッカと同じ角居勝彦厩舎のポップロックで優勝、意地を見せた。ともかくも、今年だけの動向を見ていれば、昨年までのような武豊の1人天下が再現するとは想像しにくい。

 群雄割拠となりつつある騎手界。ヴィクトリアマイルをコイウタで制した松岡正海(22)を始め、若手も台頭してきた。関東では、NHKマイルCを制した内田博幸(大井)の動向も目が離せない。選択肢が多くなることは、競馬にとっては肯定的な変化である。

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