ニシノチャーミー / 牡
06年8月6日(日)函館2歳S 函館芝1200m、7番人気1着、1分10秒3。父サクラバクシンオー、母ブランドミッシェル。栗東・浅見秀一厩舎。最終週の競馬で枠順が大きく影響した一戦。スタートはそれほど速くなかったが、7枠から比較的馬場のいいところを通ることができ、モマれなかったのが最大の勝因だろう。大外から仕掛けながら4コーナーを回り、直線入り口では4番手。内にモタれながらも力強く脚を伸ばし、見事に2連勝で重賞初制覇を飾った。枠順や展開に恵まれた点はあったが、最終週でこの勝ち時計は破格。同週の古馬1000万クラスはもちろん、2回函館に行われた芝1200mの全レースの中で最速の時計だった。年末の阪神JFを視野に入れながらこの後は放牧に出され、秋の京都開催から始動する模様。
ジーニアス / 牝
06年8月5日(土)2歳未勝利 新潟芝1600m、1番人気1着、1分36秒1。父ダンスインザダーク、母ブルーハワイ。栗東・安田隆行厩舎。2枠から好スタートを切り、道中は内の4番手で追走。抜群の手応えを保ったまま直線に入り、前が開いてからの追い出し。残り200mで先頭に立ち、そのまま難なく押し切った。前走は1200mの上に、スタートが悪かったが終いだけの競馬で2着に好走。強烈な末脚を見せた前走から一転し、先行しての競馬だったがセンスがあるところを見せての完勝だった。血統、フットワークからは1200mは忙しく、今回のようにゆったり走れる距離の方がいい。半兄には02年のラジオたんぱ杯2歳Sで3着に好走したゲヴァルトがいる。
ウルワシノハナ / 牝
06年8月6日(日)2歳新馬 小倉ダ1000m、1番人気1着、1分00秒1。父キャプテンスティーヴ、母マジックガール。栗東・柴田光陽厩舎。スタートはモッサリ。1000mの競馬だけに他馬の出脚が速く、いきなり置かれてしまう。おっつけながら先団グループを追いかけるが、頭を上げてフワフワしながらの追走。最内枠だったため砂を被り、嫌がるそぶりを見せていた。4コーナーは4番手で通過。先頭とは少し差があったが、外に持ち出されてから末脚爆発。素晴らしい伸び脚でアッという間に前を捕らえて、最後は4馬身突き抜けてゴールした。揉まれたり砂を被った時が課題で、まだまだレース慣れが必要だろうが、今後が楽しみな素質馬。
フリーダムエアー / 牡
06年8月6日(日)2歳未勝利、函館芝1200m、1番人気1着、1分11秒0。父サクラバクシンオー、母ヒロジュエル。栗東・昆貢厩舎。一番のスタートを切ると軽く仕掛けられてハナへ。他馬があまり速くなく、ジワっと先手を奪える楽な展開だった。道中は内に入れての走りだったが、直線は馬場がいい外へ。馬場の4分どころに持ち出されての追い出し。上がりはメンバー中最速の35秒9。最後は流す余裕を見せながらも、5馬身差をつける圧勝だった。前走は同じ条件で2着に惜敗。今回は相手に恵まれたが、順当勝ちだろう。血統的に短距離がベストなのは間違いないが、ガッーと行くタイプではないので、もう少し距離が伸びても大丈夫だろう
ゴールドアグリ / 牡
06年8月6日(日)2歳新馬、新潟芝1600m、6番人気1着、1分37秒7。父タニノギムレット、母タッチオブゴールド。美浦・戸田博文厩舎。6枠からのスタート。前半の向正面は折り合いに専念。9番手の内に潜り込んでの追走になった。4コーナーを回り終えてからも馬群が一団。最内にいたので、当然のことながら前は馬群の壁。簡単には前が開かず、外に出さざるを得なくなった。斜め走りで大外に持ち出され、追われると素晴らしい伸び脚。先に抜けたマイネルアナハイムを外から鮮やかに差し切った。着差はクビ差ながら、収穫ある競馬内容だった。父は02年の日本ダービーで優勝。今年産駒がデビューで、本馬がJRA初勝利となった。
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