失礼ながら、その予想ではG1は当たりません勝った
ブルーメンブラットは、父アドマイヤベガ、母マイワイルドフラワー(その父Topsider)という血統。半兄に今年の北海道スプリントC(交流GIII)を制したジョイフルハート(牡7、栗東・小野幸治厩舎、父サクラバクシンオー)がいる。
06年1月のデビューから2戦目で初勝利。同年のフラワーC(GIII)で3着に入るなど3歳時から重賞戦線で活躍を見せており、昨年の阪神C(GII)ではスズカフェニックスの3着。阪神牝馬S(GII)2着から臨んだ今年のヴィクトリアマイル(GI)では2着ウオッカとタイム差なしの3着に好走している。前走の府中牝馬S(GIII)でカワカミプリンセスを破って悲願の重賞初制覇。先週のエリザベス女王杯(GI)にも登録があったが、陣営はこのレースに照準を絞っていた。通算成績24戦8勝(重賞2勝)。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=32554&category=Aマイルチャンピオンシップ全着順
1
ブルーメンブラット 1:32.6
2
スーパーホーネット 3/4
3 ファイングレイン 3/4
4 カンパニー 1/2
5 ローレルゲレイロ 1/2
6 マルカシェンク ハナ
7 アドマイヤスバル アタマ
8 スズカフェニックス 3/4
9 ラーイズアトーニー クビ
10 リザーブカード ハナ
11 スマイルジャック アタマ
12 ショウナンアルバ クビ
13 キストゥヘヴン 1/2
14 サイレントプライド ハナ
15 ジョリーダンス クビ
16 エイシンドーバー クビ
17 コンゴウリキシオー 3
18 マイネルレーニア 2
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=32557&category=Aブルーメンブラッド馬名の由来
ドイツ語で花びらの意 母名からの連想
~レース後のコメント~
1着
ブルーメンブラット(吉田豊騎手)
「力があることは分かっていましたし、枠順もよかったので期待していました。スタートはうまく出られたので道中は折り合いに専念出来ました。うまく真ん中から外に出せればいいなと思っていたのですが、ずっと内ラチ沿いを走っていたので内の狭いところを突きました。ただ馬は根性があって、馬群を割ってよく伸びてくれました。切れ味なら十分GIでも通用すると思っていましたし、久々にGIを勝てて嬉しいですね」
(石坂師)
「思い切ったレースをして欲しいと思っていましたが、その通りのレースをしてくれました。直線伸びるのは分かっていましたが、最後もうひと伸びした時には声が出ましたね。普段は可愛い女の子ですが、競馬では馬込みも怯まないし、根性もあります。今日はGIだし、これまでで1番きついハードな稽古をしましたが、それでいてプラス10キロ。パワーアップの証ですね。このレースが最大目標だったので次のことはまだ考えられません」
2着
スーパーホーネット(藤岡佑騎手)
「1度は前に出たんですけどねぇ。ゲートでも馬は落ち着いていたし、後ろからジワッとうまく追い上げられました。うまく外に出せて4コーナーで追い出して、これで負けたらしょうがないと思っていました。もうちょっと内枠だったら違ったかもしれません。でも外からでも強い競馬をしてくれましたし、仕方ありません。これで終わりじゃないですし、また頑張ります」
(矢作師)
「出来ればもう少し内枠が欲しかったですね。でも正攻法で行った結果ですから仕方ありません。人間が硬くなっているのを馬に気づかれてしまったのかもしれませんね。ただ落ち込んでばかりもいられません。次は香港でGIを取ります。悔しいですが馬はよく走ってくれました」
3着 ファイングレイン(幸英明騎手)
「折り合いも思ったよりつきましたし、うまく流れに乗って運べました。もうちょっとでしたね。ただマイルにもメドは立ちましたし、次につながるレースは出来ましたよ」
5着 ローレルゲレイロ(四位騎手)
「行ってもよかったんですが、行く馬がいたので控える形になりました。折り合いもついてよく伸びているんですが、もうワンパンチあればいいんですけどね」
9着 ラーイズアトーニー(キャラハン騎手)
「日本の馬のスピードが一枚上手でした。この馬の力は出し切れたと思うので、悔いはありません」
13着 キストゥヘヴン(藤田騎手)
「東京の時(府中牝馬S)に比べると馬が大人しかった。ガツンと来る感じがなかった」
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/entry-159309.html●吉田豊騎手
このレース初勝利。JRA・GIはショウナンパントルで制した04年阪神ジュベナイルフィリーズ以来となる通算9勝目。うち8勝が牝馬によるもの。JRA重賞は
ブルーメンブラットで制した府中牝馬S(GIII)に続く今年4勝目、通算25勝目。これで
ブルーメンブラットとのコンビで3戦3勝となった。
●石坂正調教師
このレース初制覇。JRA・GIはヴァーミリアンで制したフェブラリーSに続く今年2勝目、通算6勝目。JRA重賞は
ブルーメンブラットで制した府中牝馬S(GIII)に続く今年3勝目、通算19勝目。
●アドマイヤベガ産駒
テイエムドラゴン(05年中山大障害-JGI)、キストゥヘヴン(06年桜花賞-GI)に続く3頭目のJRA・GI馬となった。このレースにも出走し13着だったキストゥヘヴンとは同い年。
●馬主・キャロットファーム
05年ハットトリックに続くこのレース2勝目。JRA・GIはトールポピーで制したオークスに続く今年2勝目、通算6勝目。
●生産者・ノーザンファーム
このレース初制覇。JRA・GIは菊花賞(オウケンブルースリ)に続く今年7勝目。
●牝馬の勝利
94年ノースフライト(牝4)以来14年ぶり5頭目。他に86年タカラスチール(牝4)、90年パッシングショット(牝5)、93年シンコウラブリイ(牝4)がいる。
●関西馬の勝利
05年ハットトリック以来3年ぶり。今年を含めた過去10年の内訳は関西馬5勝、関東馬5勝。
●5歳馬の勝利
06年ダイワメジャー以来2年ぶり。今年を含めた過去10年の内訳は3歳馬1勝、4歳馬4勝、5歳馬3勝、6歳馬2勝。
●勝ちタイム
05年ハットトリック(1分32秒1)に次ぎ、00年アグネスデジタルに並ぶ史上2位タイの好タイム。
●ブルーメンブラット・馬名の由来
花びら(独)。母名(マイワイルドフラワー)より連想。
●
スーパーホーネット 昨年に続く2年連続2着。GI・2着は05年朝日杯フューチュリティSと合わせて3度目となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000010-kiba-horse